台風9号が関東地方に接近した、22日の朝。都内では会社員がちょうど通勤する時間帯に、暴風雨が吹き荒れた。内閣府の防災担当ツイッターは午前8時52分、
「不要不急の外出を控えるとともに、自らの身を守るため、勧告等がなくても気象情報等に注意し、少しでも危険を感じたら積極的に避難するよう心掛けてください」
と投稿。オフィスが集まる都心の港区でも、午前10時に「がけ地や急斜面の近くでは、頑丈な建物の2階以上の階に避難」するなどの安全確保を呼びかける「避難準備情報」が発令されている。
雨に濡れ「服が脱水前?ってくらいびちょびちょ」
そのような荒天にもかかわらず、頑なに出社する人たちがいる。前日の天気予報で分かっていたことなのだから、早めに行動を起こせばいいだけという考えだ。
「2時間早く出社しといて良かった!」
「3時間早く出社完了!台風直撃って脅しかけられてたから余裕の到着!」
「災害予測で早めに出社は社畜の基本ですよ!!」
ただ、横殴りの雨で傘が壊れるなどして、水浸しになってしまった人もいるようだ。
「ひざ下ぐっしょりですが出社doneです」
「服が洗濯して脱水前?ってくらいびちょびちょで帰りたい」
「ベソかきながら出社してる」
苦労して出社しても自分の他に誰もおらず、ヒマをもてあましている人もいるが、「ヒィヒィいいながら出社したら部署の皆ほぼ皆居るんだけど何なの社畜なの」と驚く人もいる。
早く言って!「頑張って出社したら、全社休業日」
その一方で、あまりの荒天のために営業休止を決め、せっかく出社した社員に帰宅を促す会社も。その判断、もうちょっと早くできなかったのだろうか?
「びしょ濡れで出社してみたら、会社から『出社するな』メール来てた」
「頑張って出社したら、全社休業日だったから帰ってるwwwww」
「社長『台風凄いから帰るか?』って・・・。今からピークになろうというのに!出社前に言って!!」
「台風で出社した瞬間に帰れー!って。強いて言うなら家を出る前に言って欲しかった」
会社から台風情報が送られてきたが、「不要不急の出社は控えるように」など、あいまいな表現に判断を迷うという人も。自己判断で休みを取ったら、後で上司に叱られたということにもなりかねない。
「インフラ系も休んでいいんすかね」と社畜呼ばわりに反論
また、社員を気遣う丁寧な文面のメールが送られてきたと思いきや、よく読むと厳しい内容だったというケースもあったようだ。
「さっき会社の災害時緊急メールというのが初めて配信されてきたんだけど、『台風接近に伴う交通機関の乱れに注意して出社してください』という、暗に『休むなよ』と釘をさす内容だった」
這ってでも出社するという人たちを「社畜」と揶揄する声もあるが、「インフラ系も休んでいいんすかね。本当にいいんですか?」と反論する人も。やはり雨の中で出社してくれる人があるから、いつもの生活が送れているのかもしれない。