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ジャニーズWEST・桐山照史が“リア恋枠”で人気のワケ 兄貴キャラ活かした演技の魅力

2016年08月22日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)田中ケンイチ

 Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務める、テレビドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)。視聴率はやや苦戦しているようだが、それに出演しているジャニーズWEST 桐山照史の演技が好評である。


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 桐山が演じているのは、中島演じる主人公・一ノ瀬歩の同期である人見将吾。お調子者で愛想が良く、同期内のムードメーカー。お調子者ではあるが、インターンの最終試験であるプレゼン時には熱さを見せるなど、男気溢れる一面も持っている。また、誰とでも簡単に仲良くなるため社内屈指の情報通。一方で採用後希望の課に配属されるものの、自分の仕事を部下の人見にやらせ、手柄は横取り、失敗は人見のせい、という上司へ次第に怒りを募らせていく…というキャラクターだ。


 そんな人見をこれでもかというほど自然に演じている桐山に、賞賛の声が集まっている。インターネット上でも、「ジャニーズではなく普通のイケメン俳優だと思っていた」「演技に深みがある」「演技がうまい、ジャニーズでもトップレベルでは?」という声が多数挙がっている。中には「頼れる同期としてレンタルしたい」という声もあり、男女問わず人気を獲得しているのだ。


 桐山は、ジャニーズの中でも“リア恋枠”として名前が挙がるメンバーだ。それは、桐山の「見た目も男らしく、頼りがいがある性格」であることが大きいと思う。人見将吾という役と同じように、桐山照史としても後輩やメンバーから頼られることが多いのだ。また、面倒見の良さも起因しているのではないだろうか。例えば、2014年5月7日に放送された『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ系)内のコーナー「いただきジャーニー」。泉州穴子漁のロケで穴子が掛かっているカゴを引き揚げるシーンでは、番組初登場の後輩に「いけっ!」と引き揚げを譲り、さり気なく気遣いを見せていた。また、2014年に行なわれたジャニーズWEST初主演舞台『なにわ侍 ハロー東京!!』では、こんなことがあった。ジャニーズJr.と一緒に大喜利の順番決める際、大喜利に不慣れでオロオロしていたジャニーズJr.に対して「後にする?」と声を掛け、さりげない気配りをしたのだ。


 そんな面倒見の良さも相まって、桐山は後輩から大人気なのだ。実際、『Myojo』(集英社)の恒例となっている「あなたが選ぶJr. 大賞」では、2013年には「いちばんおもしろい」「学校の先生になってほしい」「クラスの人気者そう」「いちばんワイルド」「大食いそう」「友だちにしたい」「ケンカが強そう」「肉食男子っぽい」「和服が似合いそう」の全9部門で単独1位を獲得。2014年も4部門で単独1位を獲得している。


 連続テレビ小説『あさが来た』(NHK系)の白岡榮三郎役をはじめ、『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ)、『流れ星』(フジテレビ系)、『真夜中のパン屋さん』(NHK BSプレミアム)と、出演する番組全てで演技を評価されている桐山。親しみやすいキャラクターと確かな演技力で、今後ジャニーズファン以外にも名前を知らしめていくことにあるだろう。(高橋梓)