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ザウバーのふたりが来季シートに言及。新オーナーへの変更で来季の期待急上昇中

2016年08月21日 12:41  AUTOSPORT web

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ナッセは古巣のウイリアムズに復帰の可能性も
フェリペ・ナッセは、新たなオーナーを得たザウバーでの残留は「魅力的な選択」だとしながらも、来シーズンのF1シートに関してはオープンな姿勢を保つという。

 先月、ザウバーはロングボウ・ファイナンスS.A.に買収され、経済的な安定と2016年マシンのアップデートを進められる状況を獲得した。新たな支援者を得たチームは前進できるようにはなったものの、ナッセは来シーズンに移籍の可能性を残しており、ウイリアムズが獲得に名乗りを挙げている。来季の動向について、ナッセは以下のように話している。

「どんな選択をするかについては、まだオープンだ。僕はずっとザウバーとともに過ごしてきたし、来シーズンのプランもわかっているから、優先すべきチームのひとつだ。2017年のマシンの計画も知っていて、多くの要素が期待の持てるものになっている。ザウバーは、競争力のあるマシンを作り上げることができるチームだということを、これまで見てきた」

「適材適所でやっていければ、かなり良い仕事をするはずだ。新たな出資者を得て以来、チームは安定感を増している。2017年は、彼らが重点を置くシーズンになるだろう。ザウバーはいまでも魅力的な選択肢だと考えているけれど、他の選択肢についてもオープンにしている」

 チームメイトのマーカス・エリクソンも今シーズン末が契約期限となっており、今後については幅広い選択肢を残している。しかしエリクソンはロングボウ・ファイナンスとの関係から、来季も残留すると見られている。

「スパかモンツァのころには、どうなるかが決まっているはずだ」とエリクソン。

「ザウバーでは良い気分で仕事ができているし、残留している自分の姿も想像できるけれど、他にどんな可能性があるのかも検討する必要がある。僕はこのチームで1年半を快適に過ごしてきたが、ひとつのことだけに集中しないということも重要だ。これ以外の選択についても、オープンでいなければならない。僕のマネージメント担当は、ザウバーとの話し合いを進めると同時に、他の可能性も探っていると話していたよ」