全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は20日、9月10日~11日に開催するシリーズ第5戦岡山のレースフォーマットを一部変更すると発表した。
当初はオートポリスでの開催が予定されていた今季のスーパーフォーミュラ第5戦。しかし4月に発生した平成28年熊本地震の影響でコースや施設がダメージを受けたことを受け、JRPは7月に代替レースについて発表。岡山国際サーキットで2レースを実施するとしていた。
この発表時には、決勝レース距離や予選に関する概要が発表されていたが、今回は、より細かなレースフォーマットが発表された。
まず、今季から実施されている金曜日の専有走行は実施されず、土曜日に60分間のフリー走行と20分間の時間予選を実施。その後、30周の決勝レースが行われる。
日曜日のフリー走行は行われずに、ノックアウト予選を実施。その後、タイヤ交換義務のある51周の決勝レースが行われる。なお、予選はQ2まで行われ、20分間のQ1で9台がノックアウト、10分間のインターバルを経て、ポールポジションを決める10分間のQ2が行われる。
第5戦岡山で使用できるタイヤは、ドライタイヤが新品4セットともてぎ大会からの持ち込み2セットの合計6セット。ウエットが4セットなる。なお、ドライタイヤの「持ち込みタイヤの種別は限定しない」とされており、ソフトタイヤを持ち越すことも可能だが、公式予選、決勝レースで使用することはできないとされたほか、暫定のタイムスケジュールも公開された。
詳細は以下のとおり。
■2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第5戦 岡山国際サーキット
●開催日:2016年9月9日(金)・10日(土)・11日(日)
●会場:岡山国際サーキット(3.703km)
●予選・レースフォーマット
・金曜日の専有走行はなし。
・土曜日に60分間のフリー走行、20分の時間予選と決勝レース。
・日曜日にノックアウト予選(Q2まで)と決勝レース。
・スタート練習は、土曜日のフリー走行1時間で予選となること、日曜日にはフリー走行を実施しないことから、今大会では設定しない。
●タイヤ
・ドライタイヤ6セット(New4セット、前大会からの持ち越し2セット)
※前大会(もてぎ大会)からの持ち越しタイヤの種別は限定しない。
※ただし、公式予選、決勝レースでの持ち越しソフトタイヤの使用はできないものとする。
・ウエットタイヤ4セット
・日曜日のレース(Race2)では、決勝レース中のタイヤ交換を1回以上実施しなければならない。この場合のタイヤ交換とは、装着された1セット(4本)のドライタイヤから別の1セット(4本)のドライタイヤまたはウエットタイヤへの交換を指すものとする。
●暫定スケジュール(スケジュールは主催者で調整中につき、変更の場合あり)
9月10日(土)
7:15~8:15 公式車検、タイヤマーキング
9:00~10:00 フリー走行
11:00~11:20 公式予選(20分間の時間予選)
14:15~14:45 Race1 出走前点検
14:45~15:30 Race1 スタート進行
15:30~ Race1 決勝(30Laps/111.09km)
11日(日)
9:50~10:30 公式予選(ノックアウト方式・Q2まで)
Q1/20分 全車出走。9台がノックアウト。Race2決勝グリッド11位~19位が決定。
インターバル10分
Q2/10分 10台が進出。Race2決勝グリッド1位~10位が決定。
13:45~14:15 Race2 出走前点検
14:15~15:00 Race2 スタート進行
15:00~ Race2 決勝(51Laps/188.85km、タイヤ交換義務あり)
●選手権ポイント
1位:5
2位:4
3位:3
4位:2.5
5位:2
6位:1.5
7位:1
8位:0.5
PP:1
(Race1、Race2とも)
※賞金もそれぞれのレースで半分ずつ。