スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎのサタデーミーティングの場で、先日JAFから発表された来シーズンのスーパーフォーミュラの暫定スケジュールの件についてJRP(日本レースプロモーション)の倉下明社長が会見を行い、将来的な海外戦の希望を述べた。
8/12日付けでJAFが公開した2017年のFIA国際スポーツカレンダーの登録申請一覧により、2017年のスーパーフォーミュラの暫定スケジュールが明らかになった。基本的には今季と同じ開催順で、オートポリスの開催も予定されている。
2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権 暫定スケジュール
第1戦 4月15日/16日 鈴鹿サーキット
第2戦 5月27日/28日 岡山国際サーキット
第3戦 7月15日/16日 富士スピードウェイ
第4戦 8月19日/20日 ツインリンクもてぎ
第5戦 9月9日/10日 オートポリス
第6戦 9月23日/24日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月4日/5日 鈴鹿サーキット
ただし、この暫定スケジュールは「4月15/16の鈴鹿での開幕戦が動く可能性がある」と倉下社長が話すように、F1やWECのスケジュールが未定/暫定的な部分もあり、その日程次第では変更する可能性がある。
さらに、倉下社長はメディアから質問された海外戦の可能性について「今年の6月より海外戦略、海外戦の研究を行っております。アジアにこだわらずF1が放送されている国、モータースポーツの関心が高い国、自国のドライバーがスーパーフォーミュラに参戦しているなど条件が合う環境を模索しています」と話し、「5年以内に海外で年間1戦は行いたい」という希望を明らかにした。
ただ、現実的なプランはまだまだこれから先のようで、海外からの誘致やオファーも今はない状態だという。「モータースポーツ人気の高い国の関心をひっぱりたい」「インターシリーズとしてスーパーフォーミュラのステータスを高めたい」「スポンサーも海外に訴求したい」(倉下社長)というJRP側の事情は理解できるが、海外戦略が国内モータースポーツファン、そして参戦しているドライバー、チームにどのようなメリットとしてつながっていくのか。今後はその具体的なビジョンが気になるところだ。