トップへ

嵐が『VS嵐』でみせる飾らない一面 人気の秘訣はオン・オフが生み出すギャップにあり?

2016年08月20日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 8月18日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)に具志堅用高をはじめ、日本を代表するボクサーが集結したチームボクサーと、プラスワンゲストとして女優の貫地谷しほりが登場した。さまざまなゲームを繰り広げるなか、種目の合間に設けられるトークから嵐の新たな一面やゲストの金言が引き出されることの多い同番組。今回もトークを通じたさまざまな発見のある放送となった。


 まず、第17代WBOスーパーフライ級王者・井上尚弥から嵐のメンバーに対し、「ボクサーは試合1カ月前から減量でコンディションを作っていく。嵐はライブやツアーの前どのくらい前からコンディションを作っていくのか?」という質問が投げかけられた。その問いを聞いたメンバーは全員一斉に下をむき、気まずそうな表情に。そんななか、櫻井翔が代表して「リハーサルルームの時に外に出られないから、出前やデリバリーで同じものを食べる。振り付けとかあるからだいたい1カ月くらいデリバリーで、そのときに流行っていたのはラーメン。1カ月ラーメン食べて踊ってたら本番の頃までにみんな太ってた」と、アイドルらしからぬ失敗談を明かした。相葉雅紀も「踊っても踊っても体重が減らない」と同意。その後、貫地谷が「ダイエットができない女性をどう思うか」とプロボクサーの八重樫東に尋ねると、「基本的に自分に甘い。減量には心も大事。しっかりした気持ちを持ってダイエットに臨まないと」と、正論すぎる回答で会場を圧倒した。


 また、二宮和也が主演を務めた舞台『理由なき反抗』(2005年)で共演した貫地谷は、二宮に「最近寝ぐせどうですか?」と質問。共演者たちで食事に行くため新宿駅で待ち合わせをしていた際、二宮が改札から鳥の巣状態の頭で出てきたというエピソードを明かした。それを受けて松本潤が「この間もコンサートの時にスネ夫みたいな頭だった」と告白すると、二宮は「俺もヒドイけど大野さんもヒドイ。普通七三とかセンター分けだけど、前後で分かれてる」と、さらにひどい大野智の寝ぐせについて言及。松本も「逆さになって寝ないと前後にならないから」と鋭いツッコミを入れ、会場を湧かせていた。


 嵐の魅力について語るとき、必ずといっていいほどメンバーの仲の良さが挙げられるが、もちろんそれだけではない。テレビの視聴者と同じように食べすぎてしまうことも、寝ぐせがつくこともある。そういった身近な存在でありながら、ステージ上やそれぞれのソロ活動では、完璧な輝かしいスターの姿をみせてくれる。彼らのそんなオン・オフのギャップに惹かれる部分も大きいように思う。今年で9年目に突入した『VS嵐』は、嵐にとってホームのような番組だ。今後も彼らの飾らない表情をたくさん見ることのできる場であってほしい。(竹上尋子)