MotoGP第11戦チェコGP、MotoGPクラスは、チェコのブルノサーキットで1日目の2回のフリー走行を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分55秒840で初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共にドライコンディションで行なわれた。
1回目を6番手で終えていたマルケスは、2回目のセッション序盤、13コーナーであわや転倒という場面があったものの、驚異的なリカバーで立て直し、その後もアタックを続けた。
セッション序盤をリードしたのはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。ロッシは開始12分すぎにリーダーボードのトップに立つ。中盤の24分すぎに午前中の1回目にトップタイムを記録していたアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)がファステストを更新してトップに浮上。終盤の37分すぎにはアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がこれを逆転する。しかし、その直後にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が2周連続でファステストを更新。ロレンソがトップでセッションを終えるかと思われたが、今度はマルケスが2周連続でファステストを更新し、セッション終了直前に記録した1分55秒840で初日総合トップに立った。
総合2番手に1分55秒944でイアンノーネ、総合3番手に1分55秒977でロレンソが続き、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が終盤に1分56秒124を記録してワークス勢に割って入り、インディペンデントチームトップとなる総合4番手につけた。
ロッシは1分56秒174で総合5番手、ドビジオーゾは1分56秒235で総合6番手。総合7番手に1分56秒441でアレイシ・エスパルガロ(スズキ)、総合8番手に1分56秒494でブラドリー・スミス(ヤマハ)、総合9番手に1分56秒615でマーベリック・ビニャーレス(スズキ)、総合10番手に1分56秒662でダニ・ペドロサ(ホンダ)の順で続いた。
カル・クロッチロウ(ホンダ)が1分56秒837で総合11番手、ロリス・バズ(ドゥカティ)が1分56秒957で総合12番手、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分57秒052で総合13番手、スコット・レディング(ドゥカティ)が1分57秒090で総合14番手、ポル・エスパルガロ(ヤマハ)が1分57秒335で総合15番手の順で続き、以下、総合16番手に1分57秒336でユージン・ラバティ(ドゥカティ)、総合17番手に1分57秒471でステファン・ブラドル(アプリリア)、総合18番手に1分57秒569でアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、総合19番手に1分57秒724でヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)、総合20番手に1分58秒054でティト・ラバット(ホンダ)の順となった。
前戦の転倒で負傷したジャック・ミラー(ホンダ)は今レースを欠場、次のイギリスGPから復帰する見込み。