毎朝、テレビで星座占いをついついチェックしてしまうという人も多いだろう。自分の星座の順位が上だとなんだか嬉しくなってしまう。
では、実際、星座はその人の人生とどの程度リンクしているのだろうか。ゲンを担ぐ人は気にするだろう。東京商工リサーチが8月8日に「11万人の倒産社長データからみる『星座分析』調査」という興味深い調査の結果を発表しているので紹介したい。
誕生日別で見ると最も会社を潰しているのは元旦生まれ
この調査は、同社が保有する企業データベースを使い、2000年1月1日から2016年5月20日に倒産(負債額1000万円以上)した企業の中で、社長の生年月日が判明した11万6505件を分析したもの。倒産社長は、原則として倒産時の社長を対象としている。
その結果、倒産社長の星座で最も多かったのは、の「みずがめ座」(1月20日~2月18日生まれ)で1万1220人。2位が「うお座」(2月19日~3月20日生まれ)で1万1039人。その後は、「やぎ座」(12月22日~1月19日生まれ)で1万868人となっている。反対に最も少なかったのは「ふたご座」(5月21日~6月21日生まれ)で8576人だった。
誕生日ごとに見てみると、倒産社長の誕生日で最多なのは1月1日で1156人。次いで1月2日の817人、1月3日の547人となっており、三が日の誕生日が上位3位を独占している。最少はうるう年の2月29日で37人だが、これを除くと12月31日で110人だった。
誕生日の月別にすると、倒産社長が多いのは1月の1万3089人、3月の1万1099人、2月の1万533人と続いている。どうやら早生まれの社長は倒産リスクが少し高めなようだ。ちなみに最少だった月は6月で8132件。1月は約1.6倍になる計算だ。
とはいえ、調査元は「あくまでも統計上の結果に過ぎず、そのまま当てはまるものではない」とコメントしている。真剣に受け取る結果ではないかもしれないが、つい自分の会社の社長の誕生日をチェックしたくなるかもしれない。
あわせてよみたい:「7月生まれの社長」は米国になぜ少ない?