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苦戦中の新人パーマー、F1の難しさを思い知る「路面もクルマも常に変わっていく」

2016年08月18日 12:01  AUTOSPORT web

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2014年のGP2では安定した走りでチャンピオンを獲得。自身の持ち味を取り戻しつつあるか
ジョリオン・パーマーは、ルノーでの苦しいF1デビューイヤーにもかかわらず、2014年にGP2でタイトルを獲得したときと同じように、自分はうまくドライビングできていると確信しているが、F1の難しさにも触れた。

 ロータスを買収し、今年からF1に復帰したルノーの戦闘力が欠けていることもあり、パーマーはここまでポイント獲得には至っていない。パーマーは来シーズンの残留に向けて、最近ではミスをなくすため、精神的にも技術的にも自分を高め、向上していると感じている。

「モナコGPの後、僕はトンネルから抜け出せたと感じている。開幕戦のメルボルンではうまくやれたけど、その後、数レースは難しい状況だったし、(雨のなかクラッシュした)モナコはタフだった。だけど、その後はペースを取り戻し、レースを重ねる度に改善しているんだ。僕のパフォーマンスは安定してきているし、GP2でタイトルを獲得した時と同じようなレベルでドライビングができているんだ。今はミスを犯すことなく、より良い仕事ができている」

 以前と異なる点はなにかと尋ねられたパーマーは「マシンへの理解度が増し、最大限に引き出す方法を理解した」と述べた。

「モナコGPの後は、精神面でのリセットが必要だった。その後は自分が一貫して良い仕事をできていると感じていて、継続的に向上できていると思っている」

 ところが、パーマーはハンガリーGPでポイント圏内を走行中にスピンし、自身を苛立たせるミスを犯してしまう。また、彼はドイツGPのオープニングラップでフェリペ・マッサと接触しピットインを強いられたが、全体的なペースは悪くなかったという。

「イライラさせられたよ。僕はGP2でレースの勝ち方を覚えているだけにね。F1での最初の数レースはあまりにもミスが多かったし、それが原因で後退することもあった」

「ハンガリーでは10位を走行中にスピンしてしまった。本当に残念だよ。コーナ1つで全てを失ったからね。だけど、マシンの性能は最大限引き出せていたんだ」

「F1というカテゴリーは本当に複雑だね。FP1での状況とその後では、何もかもが異なるんだ。マシンは週末のセッションを迎えるたびに進化していくし、路面も同様に改善していく。マシンの良い部分を継続的に伸ばしていかなければならない」

「だけど、僕は多くのことを学び、より良いドライビングができるようになっているよ」