篠山紀信の写真展『KISHIN meets ART』が、9月17日から神奈川・箱根の彫刻の森美術館で開催される。
1950年代後半からヌードや都市風景、ポートレートなどを撮り続けている写真家・篠山紀信。2012年から写真展『篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN』が全国の美術館を巡回しているほか、9月3日から東京・品川の原美術館で個展『快楽の館』が行なわれる。
「アート」をテーマに据えた『KISHIN meets ART』では、本館ギャラリーと緑陰ギャラリーの2会場を使用して計84点を展示。本館ギャラリーでは、同館コレクションのヘンリー・ムーアやカール・ミレス、ジュリアーノ・ヴァンジらの野外彫刻を撮影した作品が紹介される。
緑陰ギャラリーでは、複数台のカメラをカメラスタンドで結合して撮影する篠山独自の手法「シノラマ」を用いた作品を中心に、バルテュスや岡本太郎、オノ・ヨーコ、横尾忠則、イサム・ノグチ、草間彌生、森村泰昌など交流のあった28人の作家やその仕事場の写真を展示。
初日の9月17日には篠山によるアーティストトークを開催する。詳細は彫刻の森美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。