ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏が、2015年末から今季前半戦までの間に、マクラーレン・ホンダは信じられないほどの進歩を果たしたと語った。
新プロジェクトとして再び手を組んだマクラーレンとホンダは、新体制初年度の2015年は苦戦し、シーズン通して獲得した合計ポイントは27点にとどまり、予選Q3には一度も進めなかった。
しかし今年は信頼性もパフォーマンスも大きく改善し、スペインGP以降しばしば予選Q3に進出、12戦終了時点ですでに42点を挙げている。
「ホンダとして、チームとして、私たちが成し遂げてきた真の進歩に目を向けると、信じられないほど素晴らしいと思います」と長谷川総責任者がF1iに対して語った。
「いつもお話ししているように、私たちは去年から3つのことに集中してきました。信頼性、ERS、そしてICEです」
「信頼性はかなり向上しました。冬の間、そしてシーズン前半戦を通して懸命に作業に当たってきたチームを褒め称えるべきでしょう」
「シーズン中にERSとICEの両方をアップデートし、両者は私が望んでいたような形で機能しています」
「ただ、純粋にレース結果を見ると、今の位置には満足していません。目標は常にQ3に進み、入賞圏内に入ることです。レースペースはかなりよくなってきていますが、目標を常に達成できている状態ではないので、さらに向上するため努力していく必要があります」
長谷川総責任者はドイツGPを振り返って「パワーと燃料の面で改善すべく、さらに努力を続けていく必要があるのは明らか」と述べている。ホンダは夏休み明けのベルギーでトークンを使ったアップデートを行うのではないかと推測されている。