マノー・レーシングは、レギュラードライバーの座を失ったリオ・ハリアントがリザーブドライバーのポジションを引き受け、チームに残留することを明らかにした。しかし彼のスポンサーはロゴの掲載を中止する意向を示した。
ハリアントは資金不足のため、契約の際に定められた額の支払いをすることができず、これによりチームはベルギーGP以降はハリアントの代わりにエステバン・オコンを起用することを決めた。
その際、チームはハリアントにリザーブドライバーのオファーを行ったことを明らかにしていたが、その後、彼がそれを受け、今季末までチームに残ることが決定した。
ハリアントは、用意できた資金はハンガリーGPまでの分だったにもかかわらず、チームはドイツGPまで走らせてくれたとして、感謝を示している。
「チームはドイツGPまで走らせてくれた。用意できた資金では、本来はハンガリーGPまでしか走れなかった」とハリアントがインドネシアのTempoに対してコメントしたとSkyが伝えている。
「契約では1,500万ユーロを支払うことが決まっていた。でも僕らは800万ユーロしか用意できなかった。700万ユーロ足りなかったんだ」
「でも来年はメインドライバーとしてサーキットに戻ってきたい」
ハリアントはリザーブドライバーとしてチームに残るものの、彼を支援していたインドネシア政府所有の石油会社プルタミナはシーズン後半はマシンにロゴを掲載しないことを決めた。
「マノー・レーシングからは引き続きマシンにロゴを掲載するようオファーをいただきましたが、私たちは継続しないことを決めました」とプルタミナの広報担当者が語ったとJakarta Postが報じた。
インドネシア政府のスポークスマンは、ハリアントがレースシートを失ったことを残念に思うが今季走るチャンスを彼に与えてくれたマノーに感謝するとコメントしている。