お盆休みを取るこの時期、旅行や帰省から帰る際に職場へお土産を買うかどうか悩む人も多いだろう。
「大切な任務が残っています。週明け職場で配るお土産選びです。職場の女性陣に『何、これ??』なんて言われないように、仕事以上に真剣に選ぼうと思います」
特定の人にしかお土産を配らず注意を受ける人も
8月12日、発言小町に「職場で『お菓子外しをするな』と言われました」というトピックが立ち上がった。
トピ主の女性はこれまで旅行先で買ったお土産を特定の人のみに渡しており、先輩社員から「特定の人だけに配るのは『お菓子外し』という名前がついているからやめて」と注意を受けたという。嫌いな人にお菓子を配らないトピ主の行動に対し、他のユーザーからは「幼稚」「いじめだ」と非難が寄せられている。
極端な例ではあるが、職場へのお土産がトラブルを招きかねないことが分かる良いケースだろう。R25が2015年6月に発表した調査によると、20~30代の会社員男女200人のうち、約6割の人が旅行に行った際には会社にお土産を買っていくと回答。多くの人が旅先でわざわざ職場のことを考えてお土産を買っているようだ。
お土産持参の是非についてはネットでたびたび議論になっている。お土産持って行かない派は、「(お土産なしが)常識ないとも思いませんし、それが常識だとも思いません。職場とプライベートは関係ないでしょう」と書き込んでいる。
「休みを取ったことで感じる罪悪感の埋め合わせ」でお土産購入している人も
中には、
「韓国に行くんだけど、職場に言いにくいというか、言いたくなくて… 東京に行った事にしてネットで東京土産を取り寄せようかと…思ってる。 ホントは海外だからちゃんと言った方がいいんだろうけど、いちいちうるさいし面倒なんだよ」
という書き込みもあり、お土産がかなり厄介であることが分かる。部署の全員に配るとなれば出費もバカにならない。
しかし、お土産を買う人の動機はネガティブだ。「周りが買ってくるから自分も買う」や「休みを取ったことで感じる罪悪感の埋め合わせ」など、義務感でお土産を買ってくるとコメントする人が多い。職場によっては、お土産を買うのが不文律になっているところもあり、周りからの圧力で仕方なくお土産を買う人もいる。
だが、そもそも休むことに罪悪感を抱く必要はないし、旅行に行く度に気が進まないにもかかわらずお土産を買う必要はないはずだ。せっかくの休みまで、会社に持って行くお土産のことなど考えたくない、というのが本音だろう。
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