今年も多くのファンが来場し、大いに盛り上がった 14日、東京・お台場のMEGA WEBで、スーパーGT500クラスにレクサスRC Fで参戦するドライバーたちで組織されるレクサスGTドライバーズ・アソシエイション(LGDA)が行うファンイベント、『LGDA夏祭り2016 in MEGAWEB』が開催され、昨年以上の多くのレースファンや家族連れで賑わった。
2006年から開催され、今年で11周年を迎えたLGDA夏祭りは、レクサス所属のスーパーGTドライバーが主導し、毎年さまざまな企画でファンを楽しませ、緊張感漂うサーキットとは異なり、リラックスした表情のドライバーたちが記念撮影やサインに応じるイベントとなっている。
また、『君たちの未来へ ~No Race No Life~』というテーマのもと、子どもたちに向けてモータースポーツやクルマの楽しさを伝えるほか、警視庁と連携し交通安全教室も行われている。
午前11時に始まったオープニングイベントでは、LGDA夏祭りで例年司会を務める今井優杏さん、ピエール北川さんとともに、今年からLGDA名誉顧問に就任した脇阪寿一がMCに加わり、11名のレクサスGT500ドライバーに、GT300クラスの中山雄一や全日本F3選手権に参戦している山下健太、坪井翔の3名のトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーも加わり、総勢14名のドライバーたちが勢揃いした。
今年からLGDA会長を務める伊藤大輔が「毎年来場してくれるファンのおかげで、イベント11周年を迎えることができ、感謝しています。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた後、「例年ドライバー主体となってこのイベントを作り上げてきましたが、特に今年は若手のドライバーにも企画段階からたくさん発言してもらいながら、さまざまなコンテンツを発案してくれました。また、今年も警視庁の方々にもご協力いただき、交通安全教室も開催します。ドライバーたちが皆さんに最大限楽しんでいただけるよう厳選したコンテンツを用意したので、ぜひ1日楽しんでいただけたらと思います」と語り、イベントはスタートした。
その後、ステージではドライバーやレースクイーンが幼少期を振り返るトークを行い、持ち寄った写真で幼少期の夏の思い出を振り返りつつ、寿一も交えてリラックスした雰囲気でステージは進んでいき、和やかな雰囲気でファンを楽しませた。
また、ドライバーの私物やレアなチームグッズなどが出品されたフリーマーケットやオークションなども行われ、多くのファンがドライバーとの交流を楽しんだ。ドライバーやレースクイーンたちも時間を目一杯使い、積極的にファンと触れ合っていた。
今回新たなコンテンツとして登場したタイヤ交換やドライバー交代の体験プログラムも行列ができるほどの盛況ぶり。ドライバーも子どもたちに丁寧にタイヤ交換の方法をレクチャーしており、参加者にとってはいい夏の思い出となったはずだ。もちろん、恒例のサイン会も長蛇の列ができ、ドライバーも時間の許す限りサインに応じていた。
子どもたちを対象としたワークショップでは、ヘルメット型のペーパークラフトに思い思いの色を塗り、ドライバーとともに夏休みの工作を楽しんでいた。
また、昨年も大いに盛り上がった、ハンドルを左右に動かし前進する“ハンドルカー”のレースでは、GTドライバーも童心に返ったような笑顔で走り、会場を賑わせている。
今回も、LGDAが大きなテーマとして取り組んでいる交通安全啓蒙を促すべく、今年も警視庁と連携したコンテンツを実施。“交通安全教室”では、ドライバーや寿一に加え、警視庁のマスコットキャラクターのピーポくんも駆けつけ、横断歩道の渡り方や、自転車の安全な乗り方などを夏休み期間中、外で遊ぶ機会の多い子どもたちに実演を交え教えていた。
イベント終盤には、会場外のライドワンコースでGTドライバーとレースクイーン、警視庁の方々や来場したファン全員で記念撮影が行われた。
ステージのフィナーレでは、ファンから公募した写真コンテストの結果発表も行われ、イベントの最後には若手を代表して国本雄資が「暑いなか来場いただきありがとうございました。僕たちもこのイベントで一致団結して、チャンピオンを目指して頑張ります。ぜひサーキットにも遊びに来てください」と述べると、LGDA会長の伊藤大輔が「トヨタ自動車さんやメガウェブさん、スタッフのみんなのおかげで今回もLGDA夏祭りを開催できました。今シーズンのレクサス勢はここまで苦戦していますが、今日のイベントでファンの皆さんからいただいたパワーでシーズン後半戦、がんばって戦います。本日はご来場いただきありがとうございました」と締めくくり、会場からは大きな拍手が沸き起こった。