レッドブルは、2016年F1ドイツGPにおいて、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンによる2台揃っての今季初表彰台獲得により、コンストラクターズ選手権で、現在フェラーリに14ポイント差をつけ2位に立っている。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、首位のメルセデスから159ポイント差の2位としながらも、夏休み明けの後半戦からは、彼らとの争いに照準を定めたいと意気込んでいる。
「我々の目標は、0.3秒あるメルセデスとのギャップを縮めることだ」というホーナー。
「常に前に立つチームを目標にしなければいけない。我々はこれまで、レッドブルリンク、シルバーストン、ハンガロリンク、ホッケンハイムなど、バラエティに富んだコースで、素晴らしいパフォーマンスを発揮してきた」
「形状や舗装も異なるコースで好調だったことは、後半戦に向けてよい前兆といえるだろう。いくつかのサーキットでは、我々が有利な立場になれると期待している」
一方、パワーユニットサプライヤーのルノーは、すでに来季向けのエンジン開発に比重を置いているが、ホーナーによれば、まだパフォーマンス向上の余地は残されているという。
「クルマの開発に関してはまだ進行中で、改善すべき箇所も見つかったばかりだ」
「特にエンジンのドライバビリティに関してはまだ改善の余地がある。すでにポジティブな兆候も見られているから、メルセデスとのギャップを縮めるための助けになってほしいね」