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「楽で稼げるバイト」について考える 最強は寝ているだけで報酬20万円超の治験か

2016年08月11日 13:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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大体みんな一度は経験したことのあるバイト。一口にバイトと言っても、色々と違いがある。きつくて稼げない仕事もあれば、きついけど収入が多いものもあるし、楽だけど稼げないものもあれば、楽なのに実入りの多いバイトもある。

今回は、特に「楽でありながら実入りの多いバイト」について書いてみたい。(文:松本ミゾレ)

ネットでは「ラウンドワン」「プール監視員」「交通量調査」が挙がる

先日、「おーぷん2ちゃんねる」に「暇なので俺がやったおすすめのバイトを紹介する」というスレッドが立っていた。スレ主が、自身が経験したバイトの中から、特におすすめの仕事を書き出している。

まずこの人物が、まっさきにおすすめしているのが「ラウンドワン」だ。カラオケにボーリングなど、配属先が多いここでは、福利厚生がしっかりしていて、労働時間は厳守だという。残業も少なく、有休までつくということだ。実際、ラウンドワンのバイト求人を見たら1分単位で給与計算をする「分給制度」を導入している。アルバイトに残業代を支払わないひどい会社も少なくないが、そこのところはしっかりしているようだ。

それから、プール監視員も季節限定ではあるものの、とにかく他人と話したくないという人にはおすすめのようだ。時給はさほどでもないものの、「笛をくわえて高台に座って監視を行うだけ」でいいという。

ただし、危険な遊び方をする子供や、タトゥーを入れたガラの悪い若者に対しても監視をしなければならないので、いざというときにはしっかりと職務を全うする必要はあるだろう。あと、暑いのである程度体力がないと厳しそうだ。

また、乗降調査、交通量の調査もおすすめされている。ほとんど短期の仕事ということだが、バスや電車に乗って乗り降りする乗客をカウントしたり、道路を流れる車の交通量を調べたりするだけの仕事なので、楽ではあるということだ。

日給は5000~1万5000円とバラつきがあると書かれている。真夏、真冬には厳しい仕事かもしれないが、これも誰かとコミュニケーションをとるのが苦手な人にはうってつけかもしれない。

筆者も駆け出しライター時代に治験を経験、ただし健康リスクもある……

掲示板の引用ばかりするのも芸がないので、過去に僕が経験したバイトの中から「これはいい!」と思ったものも挙げてみたい。断然おすすめしたいのが、治験だ。

治験とは簡単に書くと医療機器、医薬品などの臨床試験である。新型の機器や新薬を開発したあと、人体への効き目や副作用を確認するために必要な試験で、これをクリアすることで、メーカーは厚生労働省から認可が得られる。

治験バイトは、その際の試験に体を提供するという役目を担っている。要は病院に出向いて、数日間薬を服用するなどしてひたすらのんびりと横になっているだけでOKとする場合が多い。外出は難しいが、病室内にいれば基本的にタブーがないので、ネットをしたり、ゲームをしていればOKだ。

僕もお金がない駆け出しライター時代には、よく治験のお世話になった。15~20日の長期に渡る病院内でのモニター試験の際には、およそ25万円が手に入った。性質上、健康リスクも皆無というわけにもいかないが、背に腹は変えられないほど困窮しているときには、これに頼ることも数度あった。

アルバイトを極めることは自分の適性を見定めることにもつながる

人によっては合う仕事と合わない仕事というものがある。接客が得意な人は、商業施設でお客さんと触れ合いつつ作業をするのは、苦ではない。他人との関わりが苦手という人は、一人で集中できる作業が可能なバイトが適している。

バイトを辛いと感じる人って、基本的にこの適正が合っていないことも考えられる。就職をする前に、一通りいろんな種類のバイトをしていき、自分が活きるジャンルを知ることは大事ではないだろうか。

バイトを通じて得意なジャンルの職種が分かれば、就職をする際にも失敗の少ない選択をすることができる。

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