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エントリー激減のヨーロピアンF3にチーム復帰の動き

2016年08月11日 08:41  AUTOSPORT web

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2016年ヨーロピアンF3選手権 ノリスリング戦スタート
フォーテック・モータースポーツは、来季のヨーロピアンF3にフル参戦するための準備として、今月末にオランダのザントフールトで開催されるF3マスターズに出場することを決め、ドライバーも確定した。

 
 ヨーロピアンF3は昨年から今年にかけて4チームが参戦を中止、エントリー数が大幅に減少した。
 
 フォーテックも今シーズンを前にヨーロピアンF3の活動から撤退していたチームのひとつだが、同チームは8月20~21日に開催されるマスターズに参戦、元モトパークのサム・マクロードとオーストラリアF3のチャンピオンであるリッキー・カポのペアをダラーラ・メルセデスに乗せることを決めた。
 
 フォーテックは、その後10月にドイツのホッケンハイムで行われるヨーロピアンシリーズ最終戦にも2台をエントリーし、2017年へのフル参戦の準備を進める。最終戦に関してはドライバーはまだ確定していない。 
 
「今シーズンはレースができる状況になかったが、ドライバーを確保し、来年レースに戻る準備としてテストを重ねていたんだ」とフォーテックF3のチームマネージャーであるトレバー・フォスターは語る。 
 
「マスターズではサムとリッキーに走ってもらう。ホッケンハイムにも出場するが、同じドライバーである必要はないので、4人からふたりを選ぶことになるだろう」 
 
 フォーテックは2015年には4台のクルマを走らせていたものの、2017年は2台体制になる可能性が高いと、フォスターは明かした。
 
 フォーテックでテストを行ったドライバーのなかには、今季のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップとNECシリーズで同チームで走っているフェルディナンド・ハブスブルグとバシリー・ロマノフの二人に加え、フォース・インディアの育成ドライバーであるジャン・ダルバラも含まれる。
 
 フォーテックのチーム代表であるリチャード・ダットンは、11月に開催されるマカオGPへの準備も進めており、そのプランにはマクロードも含まれていることを認めた。
 
「我々はマカオに向けて準備をしている。サムの経験を考慮し、マスターズ同様にマカオでも彼を起用する予定だ」
 
「確かにサムは今年は定期的にレースに出ている状態ではないので、戻っていきなりマカオで走るのは至難の技だ。なので幾つかのレースに出てもらい、テストを重ね、マカオへの準備をしていくつもりだ」