ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏が、ドイツGPでは改めて課題を確認する一方で、レースペースがよかったことは大きな励みになったと語った。
マクラーレン・ホンダは、パワーが重要なホッケンハイムで、予選ではジェンソン・バトンが12位、フェルナンド・アロンソが14位とQ3入りを果たせなかったが、決勝ではバトンが8位入賞を達成した。アロンソもポイント圏内を走っていたが、序盤にバトルをしたことで終盤に燃料が厳しくなり、タイヤも終わってしまったため、12位にポジションを落とした。
長谷川総責任者は、パワーの要素が重要なホッケンハイムで、ドライバーたちは厳しい戦いを強いられたものの、心強い兆候もみられたと述べている。
「とても心強いものでした。特に、レースペースは予選ペースを確認した後に予想していたよりもずっとよかったです」と長谷川総責任者がF1iに対して語った。
「ホッケンハイムというパワーサーキットで戦い、ジェンソンにとってもフェルナンドにとってもタフなレースでした」
「ふたりともレースを通してウイリアムズやフォース・インディアと戦い、いい仕事をしました。かなり燃料セーブを行わなければなりませんでしたが、ジェンソンは最後までペースをコントロールし、タイヤで苦しんでいたウイリアムズをとらえました」
「チームの戦略がうまく機能し、ジェンソンはその戦略に従って、根気強くスムーズに走りました」
「パワーと燃料の面で改善すべく、さらに努力を続けていく必要があるのは明らかですが、(ドイツGPでの)レースペースはまずまずで、チームにとって非常に心強い結果となりました」
ホンダは夏休み明けのベルギーでトークンを使ったアップデートを行うのではないかと推測されている。