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吉沢亮はサディスティックな王子様? 『銀魂』真選組・沖田総悟役をどう演じるか

2016年08月10日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

吉沢亮 ファースト写真集 『 はじまり。 』(ワニブックス)

 麗しいルックスとはにかんだ笑顔で今、10~20代の女性たちを熱く賑わせている“お亮”こと吉沢亮。先日発表された、2017年公開予定の実写版『銀魂』では、真選組・沖田総悟役に抜擢され話題となっている。SNSでは「沖田総悟にぴったりだよ~絶対かっこいい」「吉沢亮が沖田って! 最高! 期待しかない!」といった声が目立つ。そんな吉沢が演じる沖田総悟は、どのようなキャラクターとなるのか。


参考:小栗旬は『銀魂』主人公役をどう演じ切る? そのキャリアと福田雄一監督との相性から考察


 原作漫画『銀魂』は、空知英秋により2004年から週刊少年ジャンプにて連載され、単行本(既刊64巻)の累計発行数が5000万部を越えるほどの人気コミックだ。その中でも吉沢演じる沖田総悟は、キャラクター人気投票では常に4位以内と上位に位置しており、何と言っても女性からの支持が目立つ。だからこそ、その役を演じることとなった吉沢は相当のプレッシャーを背負うとともに、成し遂げた暁には俳優としてさらなる成長を遂げるだろう。


 現在22歳の吉沢は、2011年に放送された『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で朔田流星・仮面ライダーメテオ(声)役として出演し、福士蒼汰、清水富美加らと共演している。『仮面ライダー』シリーズは、菅田将暉、水嶋ヒロ、佐藤健など、後に第一線として活躍する俳優らを多数輩出し、若手俳優の登竜門となっているのは周知のとおりだ。


 また、今年放送されたドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS系)では、深田恭子演じる柴田ミチコに貢がせる大学生・純太役として、第1話のみの出演にも関わらず、鮮烈な印象を視聴者に与えた。憎たらしい役回りであるにも関わらず、どこか可愛らしさを感じ、母性本能をくすぐられた視聴者は少なくないだろう。さらに、9月17日に公開される映画『サマーソング』では、市原健一(イッチー) 役として主演を務めるなど、着実に俳優としてキャリアを積み重ねている。


 さて、先述した『銀魂』の沖田総悟と吉沢の間には、共通点が少なくない。沖田総悟の身長は170cmで、吉沢も171cmとほぼ同じであり、かつ沖田総悟は天才剣士で真選組一の使い手と言われており、吉沢もまた剣道2段を有する。ビジュアル面では、「とりえと言えば顔だけの変態ゴミ屑野郎」と作中で言われているほど、沖田総悟は中性的な美形だ。吉沢もまた、今年公開された『オオカミ少女と黒王子』で日下部憂役を演じた際に、共演した二階堂ふみから「(吉沢のイケメンさは)国宝級だと思っています。平成のアラン・ドロン」などと絶賛されるほど容姿端麗である。


 剣道を小学1年生から9年間続けていた吉沢は、中学校ではバスケ部の部長も務めており、以前放送された『VS嵐』(フジテレビ系)では抜群の運動神経を見せてお茶の間を沸かせた。沖田総悟役としてのアクションも十分に期待できるだろう。


 吉沢は自身のブログで「原作ファンの皆様には根強い沖田像が存在することと思いますが、あんまりずれないように頑張ってます。必死こいて頑張ってますんで許してください。全然違うじゃねえかー!!って言われたくない。僕一応剣道出来ますのでその辺剣豪の沖田と似てる気がしてるんで。SかMかで言うと、どちらかと言うとSなんで」(引用:オフィシャルブログ「RYO Blog」Powered by Ameba吉沢亮)とコメントし、自ら共通部分を語っている。


 吉沢亮は“サディスティック星から来た王子”こと“サド王子”と呼ばれる沖田総悟として、どのような暴れっぷりを劇中でみせてくれるのか。『銀魂』での活躍と、その後の俳優としての成長が楽しみだ。


(文=戸塚安友奈)