結婚したい職業ランキングではよく上位にランクインする保育士。子ども好きで面倒見が良く優しそうというイメージから、男性からは根強い人気があるが、保育士の恋愛や結婚の現状は厳しいようだ。保育者向けポータルサイト「ほいくらいふ」を運営するウェルクスが、「保育士の恋愛・結婚事情」というアンケート調査を行い、8月9日に結果を発表した。
「職場の男性といっても保護者…」「朝も早いから夜更かしも厳しい」
調査は、保育士や幼稚園教諭を対象として6月24日~26日の間にインターネット上で実施。153人から回答を得た。「パートナー(恋人・配偶者)の有無」について聞くと、「現在パートナーがいる」が42.5%、「いない」が52.9%であり、保育士の約半数にはパートナーがいないことがわかった。
「出会いが少ないと感じますか?」という質問に対しては、「少ないと感じる」が90.2%と、約9割の保育士が出会いのなさを感じている。
その理由は何なのだろうか。アンケートでは現役保育士が理由について、以下のように語っていた。
「職場に男性が少ない、また男性といっても保護者…」
「残業が多すぎて約束しにくい。習い事などもなかなか…そして、朝も早く体力勝負なので、 夜更かしも厳しいです」
「職場は女性ばかり、大学の学部も女性しかいないことが多くプライベートの付き合いも女性のみになります」
保育士は女性の比率が高く、職場には女性が多くなりがちだ。男性と接する機会が少ない労働環境や、仕事量の多さゆえにプライベートの時間がとりにくいことが、出会いのチャンスを妨げていると考えられる。
出会いのきっかけは「友人の紹介」が1位
このような中でもパートナーがいる保育士は、どうやってパートナーを見つけたのだろうか。「恋人/配偶者とはどこで出会いましたか?」という質問に対しては、1位が「友人の紹介」(24.6%)、2位「学校」(12.3%)、3位「街コンやマッチングサービス」(9.2%)となっている。
パートナーがいる保育士女性からは出会いのエピソードについてこうコメントしていた。
「職場に男性がいなかったので、あちこちの友達にいい男性がいないか頼んでいました!」
「『保育士は出会いが少ない』からと姉が幹事をした17対17の合コンに誘われ、そこで出会いました」
中には、「街中」や「ネットゲーム」「海外」といった面白い回答もあったが、男性との出会いが少ない環境で働く保育士女性の出会いのきっかけは、友人からの紹介頼みのようだ。
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