2012年、15年、そして16年とインディ500に三度の出場経験をもつアメリカのレーシングドライバー、ブライアン・クラウソンが8月7日、ミジェットカーの事故で亡くなった。
クラウソンはミジェットカーレースで育ち、2007年にはチップ・ガナッシからNASCARネイションワイド・シリーズにも挑戦。2008年には最高峰のスプリントカップにもダリオ・フランキッティの代役として挑戦したが、主戦場はダートオーバルを走るミジェットカーレースだった。
USACナショナル・ミジェットシリーズのチャンピオンを2010年、11年、15年と獲得しているクラウソンは、2011年からインディライツにも挑戦。12年にはサラ・フィッシャー・レーシングからインディ500デビューを果たし、15年、16年にもジョナサン・バーズ・レーシングからインディ500に参戦。16年は23位でフィニッシュしていた。
そんなクラウソンだったが、カンザス州のベルビル・ハイバンクで開催されていたミジェットカーレースに出場。トップを快走していたが、ウォールにクラッシュした後空中を回転。さらにクラウソンのマシンに後続車が衝突し、救出されたクラウソンは病院に搬送されたものの、7日亡くなった。27歳だった。