LEXUS勢では最初にコースインしたWedsSport ADVAN RC F 19号車の国本雄資が7番手タイムをマーク。しかし、6番手以降の7台が0.3秒以内に入る僅差の争いの中、LEXUS勢の残る5台は惜しくもQ2進出ならず。au TOM'S RC F 36号車が10番手、WAKO'S 4CR RC F 6号車が11番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が12番手。ランキング上位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車はそれぞれ13,15番手。LEXUS勢は決勝レースで後方からの追い上げを目指すこととなった。
GT300クラスでは、上位14台がQ2へと進出するQ1でプリウスの2台が順調に好タイムをマーク。佐々木孝太のTOYOTA PRIUS apr GT 30号車が4番手、嵯峨宏紀のTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が6番手につけ、2台のプリウスがQ2進出を決めた。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は29番手でQ1敗退となった。
au TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔: 基本的には辛いレースだった。勝った12号車(GT-R)以外のライバルとは同じくらいのレベルで走れていたと思う。前半ニック(キャシディ)が良い走りをしてくれたし、セーフティカーで差が詰まったこともあり、それなりに良いポジションでバトンを受け取れたが、自分のスティントの序盤はオーバーステアが強く、クルマのバランスがなかなか取れない状況で前に離されてしまった。周回を重ねていくうちにバランスが改善され、終盤は前との差を詰めて行けたが、最初に離された分を取り戻すだけで、逆転まで仕掛けられなかったのは残念だ。今レースは予想外にLEXUS勢が苦しい展開になってしまったが、次の舞台となる鈴鹿では先日のテストでも良い手応えを得ているので、自信を持って戦いたい。
au TOM'S RC F 36号車 ドライバー ニック・キャシディ: 自分のスティントでは、ライバルをパスするなどバトルを楽しめて、とてもエキサイティングだった。後半を担当した(伊藤)大輔も良い走りをしてくれた。予選10番手というポジションを考えれば大きな進歩を遂げられたレースだったと思う。とはいえ、もちろん次戦以降はもっと上を狙っていかなければならない。