7日に行われたスーパーGT第5戦富士の決勝レースで、GT500クラスを制したカルソニックIMPUL GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと安田裕信が、決勝の戦いを振り返った。
●GT500クラス優勝:カルソニック IMPUL GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「レースは最後まであらゆることが起こって、ちょっとクレイジーだと思うような瞬間も味わったけど、昨日も言ったとおり、セーフティカー導入のタイミングによって命運が左右されるレースになったね]
「ちょうどピットインが迫っていたころにセーフティカーが入ってしまい、46号車(S Road CRAFTSPORTS GT-R)に対して築いたリードがゼロになってしまったこともあり不安だった。ただ、SC明けにとても良いリスタートを切ることができたので、再びリードを築き、充分なギャップを拡げた状態で安田サン(安田裕信)にバトンタッチできたし、ピット作業も早かったのでよかったよ」
「そのあとは最後までうまくクルージングしながら走ってくれたと思っている。ここでポイントを稼ぐことは僕たちにとってはとても大事なことだったので、今日の結果をふまえて、また残りのレースも頑張っていく」
「鈴鹿でも僕たちは速いと思うから自信を持っている。テストで確認できた良い部分を、さらに磨いて良い結果を残したいし、鈴鹿1000キロはボーナスポイントが与えられるから、絶対に逃さないようにしたい。残りのレースでポイントを稼いで、1号車とのギャップを縮められるよう頑張りたい」
安田裕信
「フィニッシュできないレースが続いていたので、非常にホッとしています。セーフティカーの心配はないだろうと考えていましたが、今回も(セーフティカーが)導入されてしまって2位に対して築いたギャップが無くなってしまいました」
「しかし、そこからJP(オリベイラ)がまたフルにプッシュをしてくれて、ギャップを拡げた状態で僕にバトンを渡してくれました。交代したあと、2~3周プッシュしていたところ、今回の1番のライバルである2番手の46号車が残念ながらリタイアしてしまいました」
「そのあとはエンジンやマシンをいたわりながら、『またどこかが壊れるのが心配だな、早くレースが終わらないかな』と思いながら走っていたのですが、トラブルもなく優勝できて良かったです」
「去年の鈴鹿ではウエイトを多く積んだ重たいマシンで3位に入っていますし、次戦も2人で優勝を目指して、ポイントランキングの差を詰めていきたいと思います」