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SGTの2017年カレンダーについてGTA坂東代表語る。海外は新たに複数候補地

2016年08月07日 12:01  AUTOSPORT web

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GTA定例記者会見に臨む坂東正明代表
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表は、第5戦富士の会場内で開催されたGTA定例記者会見の場で、7月29日に発表された2017年のシリーズカレンダーの決定の理由と、将来の海外戦について語った。

 29日に発表されたカレンダーは、2016年と同様に岡山国際サーキットで開幕戦が行われ、その後富士、オートポリス、SUGO、富士、鈴鹿、タイ、そして最終戦もてぎと、日程やシリーズの流れは2016年とほとんど変更がないものとなった。

 このカレンダーについて坂東代表は、「チャン・インターナショナル・サーキットでのタイ戦の日程を考えると、物資の輸送で前後1ヶ月かかるので、ここが大きな影響がある。また、ニュルブルクリンク24時間、ル・マン24時間の日程、また10月のF1日本グランプリやWEC富士等の国際レースの日程を考えると、我々が10月にタイに行くのがベストととらえました」と理由を語った。

「全体の日程は、この時季にこの場所と定着した方がいいのか、連休等も交えたほうがいいのか、今後さらに検討してきたい」と坂東代表。

 また、2017年も海外でのレースはチャン・インターナショナル・サーキットでの一戦のみとなっているが、将来の海外戦の話についても触れられた。坂東代表によれば、タイではもうひとつ、パタヤに建設予定のサーキットでの開催の話があるほか、ふたたびマレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで開催の話が持ち上がっているという。

 さらに興味深いところとしては、シンガポールでのレースの話があるという。ひとつは、ジョホールバルに建設予定のサーキット、さらに、F1シンガポールGPのコースや、それと同様のコースでの話が持ち上がっているとか。シンガポールGPのコースでは、F1の前後での開催というプランもあるようだ。

 これらの海外戦について坂東代表は、「話し合いを進めて、きちんとしたカタチになったら発表したい」としている。