2016年のスーパーGT第5戦富士。決勝日朝のフリー走行はS Road CRAFTSPORTS GT-Rが1分30秒996でトップタイムを記録した。
昨日は気温30度を超える真夏日となったが、今朝は暑さは感じるものの比較的過ごしやすい1日となっており、気温28度、路面温度36度のなかでセッションがスタートした。
このセッションは決勝を見据えたプログラムがメインで、ロングランやピット作業の確認を行うチームなど様々。そんななか、前半から好ペースで周回していたのがMOTUL AUTECH GT-RとRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。早い段階から1分31秒台で周回を重ねていた。
RAYBRIG NSX CONCEPT-GTはウエイトハンデが4kgしかないため、決勝では上位に上がってくることは間違いなさそうだが、意外だったのは昨日同様、MOTUL GT-Rのペース。セッション後半は1分31秒2~5のペースを維持。実際にどれくらいの燃料を積んでいたかは不明だが、それでも84kgものウエイトを積んでいるとは思えないパフォーマンスをみせていた。
セッション後半になると、昨日はまさかのQ1敗退を喫したレクサス勢もタイムを更新。そのなかでもWAKO’S 4CR RC Fのペースが良く、終盤に1分31秒129をマークし2番手につけた。
トップタイムはS Road GT-R。残り5分を切ったところで立て続けに1分31秒前半をマークし、最後は千代勝正が1分30秒996まで更新した。2番手にはWAKO’S RC F、3番手にMOTUL GT-Rと続いている。。
ポールポジションスタートのカルソニックIMPUL GT-Rはトップから0.245秒差の4番手。RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは5番手でホンダ勢最速タイムとなった。
また全体的にタイム差が接近していることも印象的で、トップから13番手のWedsSport ADVAN RC Fまでが1.1秒以内にひしめいている。ゴールデンウィークの第2戦より短い300kmレースとなるため、序盤から接近戦のスプリントバトルが展開されそうだ。
午後の決勝レースは14時35分からスタートし66周で争われる。