2016 AUTOBACS SUPER GT Rd.5 富士 予選
GT500
#8 ARTA NSX CONCEPT-GT
僅差でQ2も逃すも決勝には自信
昨年のここ富士では予選で2番手のタイムを叩き出したARTA NSX CONCEPT-GTは、前回のSUGOでも結果につながらなかったものの、車のバランスは向上しているので、何とか予選でこの好調さを生かしたい。
朝のセッションで最初にステアリングを握ったのは松浦孝亮。SUGOの良い状態をキープして持ち込んだにもかかわらず、車はなかなかバランスがまとまらなかった。少しずつアジャストをしてセットアップを進め、徐々に良くなっているものの、満足のいくバランスが取れない。
Q1のアタックは野尻智紀。前回、他の車両に引っかかってしまったので、前後の間隔を十分に開けてからタイムアタックに入っていった。野尻は徐々にタイムアップしポジションを上げたが、最終的に9番手でQ2進出はならなかった。しかし、ロングランのバランスは良いので、決勝は大量ポイントを獲得したい。
鈴木亜久里監督のコメント
「SUGOで車のバランスが良かったから、その状態で持ち込んだんだけど、タイムが一歩及ばなかったね。スピードが足りないのはちょっとした違いだと思うんだけど、そのちょっとした違いを何とか見つけて良い結果につなげたいね」
星学文エンジニアのコメント
「午前中のバランスが悪かったので、データを見直しました。あるポイントがよくなると、他のポイントが悪くなってしまうような事が起こり、なかなか思うようなバランスにならなくて予選を迎えてしまいました。わずかな差でQ1突破を逃しましたが、もう一度データを見直して明日につなげたいと思います」
松浦孝亮選手のコメント
「1/100秒台の差でQ2進出を逃してしまったんですけど、自分たちがチョイスしたタイヤに関しては決勝で良いパフォーマンスを発揮出来ると思っています。しかし、まだまだ煮詰めて行かなければならないところがあるので、明日に向けて準備したいです」
野尻智紀選手のコメント
「午前のセッションでいくつか問題点が出てきたので、その問題を解消する事をメインに走行しました。予選に向けて改善出来たところもあれば、逆に悪くなってしまうところも出てきてしまいました。Q2まで本当に僅差だったので、ボクがもう少しタイムを縮める事が出来ていれば何とかなったと思うのですが、その辺も見直さなければならないと思っています。レースに向けて今日のデータや走行内容を見直して準備したいと思います」