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GT300:ARTA BMW M6、第2戦に続き富士で2度目のポール獲得

2016年08月06日 16:11  AUTOSPORT web

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2016スーパーGT第5戦富士 ARTA BMW M6 GT3
スーパーGT第5戦富士は6日に公式予選が行われ、GT300クラスでは#55 ARTA BMW M6 GT3が第2戦に続き富士で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。

 午前中の公式練習に比べるといくらか雲の量は増えているものの、蒸し暑さは変わらず。気温33℃、路面温度48℃というコンディションでGT300のQ1がスタート。公式練習でトップタイムをマークしていた#55は小林崇志が1度目のアタックで1分37秒600をマーク。昨年のこの大会のポールポジションタイムをあっさりと超えて見せた。これに接近したのが#21の藤井誠暢。3番手にはJAF-GT勢の#30佐々木孝太がつけていた。

各車が最後のアタックに入っている終盤、午前中にトラブルで出走できなかった#108が300Rのイン側でマシンを止めてしまい、赤旗が掲示される。峰尾恭輔がQ1を担当していた#108だが、ここでアタック終了となった。

 車両回収が終了すると、残り時間3分52秒でセッション再開。この時点でのトップ6は#55、#21、#30、#65、#31、#61という順で、Q2進出がかかるボーダーライン上のマシンが果敢にアタックに向かう中、#2の加藤寛規がベストタイムを更新し3番手に浮上した。
 
 セッション終盤は、Q2進出をかけた#3のヤン・マーデンボロー、#48の青木孝行らGT-R勢の走りに注目が集まったが、両者ともに前を走るマシンに引っ掛かる形でタイムが伸び悩み、それぞれ17番手、18番手にとどまることに。

 結局、Q1進出となったのは、#55、#21、#2、#30、#65、#31、#61、#11、#26、#51、#4、#25、#88、#63の14台。#88の平峰一貴は最後のアタックで13番手に滑り込み、替わって#5の影山正美がQ1敗退となった。

 いったん広がっていた雲も姿を消し、Q2が始まるころにはさらに日差しが強くなってきたことで、気温は33℃のままだが、路面温度は52℃まで上昇した。開始から5分が経過した時点でのトップタイムは#4の谷口信輝。ここに#21、#65のFIA GT3勢が並んでいた。ここで#55の高木真一がひとり1分37秒台となる37秒545をマーク。暫定1位だった#4のタイムを0.6秒も突き離して見せた。

 そして最後までこのタイムを上回るマシンは現れず、#55が第2戦に続き今シーズン2度目のポールポジションを獲得。富士での速さを改めて見せつける形となった。2番手#21、3番手#51とFIA-GT3勢がトップ3を占める中、残り2分を切ったところで#61の井口卓人が1分37秒979を記録し4番手に浮上。#31 中山雄一も6番手につけるなどJAF-GT勢の中で奮闘を見せた。