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「劇場版 仮面ライダーゴースト&動物戦隊ジュウオウジャー」西銘駿×中尾暢樹 主演ヒーロー対談

2016年08月05日 19:22  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

「劇場版 仮面ライダーゴースト&動物戦隊ジュウオウジャー」西銘駿×中尾暢樹 主演ヒーロー対談
2016年8月6日から公開を迎える『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』。本作は、本編もいよいよラストスパートとなり、本作が集大成的な立ち位置となる『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』と、約1000人ものエキストラを集めてサーカスシーンが撮影された『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』という2作が同時上映される作品だ。
また『劇場版 仮面ライダーゴースト』には沢村一樹、木村了、氣志團、2700、『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー』には平成ノブシコブシの吉村崇と、それぞれの作品に出演するゲスト俳優の出演も話題となっている。
アニメ!アニメ!では、仮面ライダーゴースト/天空寺タケル役を務める西銘駿さんとジュウオウイーグル/風切大和役を務める中尾暢樹さんにインタビューを敢行。主演のふたりに見どころや撮影秘話などたっぷりと話を聞いた。
[取材・構成:半蔵門アラタ]

『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』
2016年8月6日(土)全国公開
http://ghost-zyuohger.jp/

――まず最初に、映画の台本を読まれた時のご感想はいかがでしたか?

中尾暢樹(以下、中尾)
ト書きに「一輪車に乗るレオ」のように映像にならないと分からない描写がたくさんあって、これどうやるんだろう? と。でも、実際に演じてみて柴崎監督の発想力だったり「こういう見せ方もあるんだ」と本当に感動することがたくさんありました。あと大和が子供たちと一緒に言うセリフがあるんですけど、そのシーンに向けてずっと気持ちを作っていたところがあって、かなり読みこみました。

西銘駿(以下、西銘)
僕は台本を読んで、テレビシリーズの『仮面ライダーゴースト』と世界観が全く違ったので、正直最初はビックリしました。最後のシーンは台本では見えてこない部分がかなりあって、どうなるのか不安だったんですけど、撮影してみてとても良いラストシーンになったんじゃないかなと思います。僕が想像していた以上だったので。
あと台本を読んでもその場所に行かないと世界観が見えてこない場合もあって、実際に撮影現場に行ってみると予想を超えるというのが今回たくさんありました。映像で見ても綺麗だと思います。本当に色々な所に撮影に行ったんですよ。本当に遠いところばかりで、2時間~3時間かけて色んなところに行ったんです。なのでそこも凝っている作品じゃないかなと思います。


――特に印象に残っているシーンや撮影での出来事ってありますか。

中尾
タイトルにもあるサーカスのシーンはすごかったですね。実際にサーカスの会場を借りたんですが、エキストラさんも1000人ほど集まり、またプロのサーカス団員の方に実際に演目をやっていただいて、本当にサーカスを観に行っているような気分で楽しかったです。しかも1000人が一緒に見ているので、みんな楽しそうな顔をしていて、本当に幸せな撮影でした。

西銘 
僕は劇場版では100人の偉人が出てくるということで「どうなるんだろう」とすごく気になって。テレビシリーズでは15人しか出てこないので、実体化する偉人を100人見た時は感動しました。でも、なかにはちょっとコスプレが甘い人や、端の方にヒゲだけ付いている人もいて「何の偉人なんだろう」って(笑)。そういうところもチェックして欲しいですね。

――それぞれゲスト俳優さんと共演されましたが、撮影でご一緒してみていかがでしたか。

西銘 
今回ゲストの方がたくさんいらっしゃったんですけど、皆さん気さくで緊張がほぐれました。最初にキャスティングが決まった時「あ、有名な方々だ」って緊張していたんですけど、現場に行ったら沢村一樹さんや木村了さんもすごく気さくに話しかけてくれて。あと僕は写真集の撮影があったので、2700のツネさんや木村さんに「腹筋を鍛えたくて」って相談したら、アフレコ現場で腹筋を教えてくれて「なんて優しい方なんだろう」って思いましたね。

中尾 
吉村さんの撮影は一日だけだったんですけど、最初の撮影からサーカスの一番上の格子がある高いところに登らされていて、「俺来たばっかりなのに怖いよ」って(笑)。1000人のエキストラの方も爆笑で本当に雰囲気が明るくなりました。本当にエンターテイナーな方なんだなと思いましたね。あと、芸人さんなので声がすごく大きくて、アフレコも監督が褒めていましたし、芝居もとても上手でした。


――劇中で特に注目して欲しいシーンはありますか?

中尾 
子どもたちが僕のことを応援してくれるシーンがあるんですけど、そのシーンでは初めて変身前の状態で決めゼリフを言ったんです。やっぱり生身で感情もこめられるように練ったシーンなので、そこは観て欲しいところですね。

西銘 
『仮面ライダーゴースト』は切ないライダーというテーマなので、その集大成ということで序盤から切ないシーンがあるんです。幼なじみのタケルとアカリが約束するシーンで、そこからラストシーンに繋がる展開は見どころですね。『仮面ライダーゴースト』にしか出来ないラストに仕上がっているはずです。


――作品全体の見どころと、ご自身が活躍されるシーンの見どころを教えて下さい。

中尾 
やっぱりサーカスのシーンですね。エキストラの方たちと一日中撮影して仲良くなった思い出も詰まっているので。あとブランコを使ったりサーカスならではのアクションがたくさんあるので、そういう部分に注目して欲しいです。僕自身としては、初めて変身前の状態で剣を持ってアクションするシーンがあるんですけど、そこにも注目して欲しいです。

西銘
『仮面ライダーゴースト』はなんでこんなに切ないんだろうっていうシーンが多くて、特に沢村さんはあそこまで完璧にマコトの父・深海大悟という役を演じて下さったすごさが伝わって来ますね。僕自身で印象に残っているのは、終盤、敵にとあるセリフを投げかけるところですね。ゴーストがそれまで思っていたことを感情に込められたのでとても気持ちがよかったです。

――今回の撮影を通じて一番本能覚醒した、命を燃やした出来事などあったりしましたか?

中尾 
僕は川に落ちるシーンがあったんですけど、そこは本能覚醒しましたね(笑)。ドロとかもたくさんあって川に落ちるシーンと流れ着くシーンを撮影したんですけど、流れ着くシーンを撮影するまでの間に小道具が壊れてしまって、数時間待ってました。なのでいつもだったらお昼に終わるくらいの撮影が夕方くらいまで伸びてしまって、もう流れ着くシーンを撮影するときには自然乾燥で完全に乾いていたんですよ。でも、撮影なのでまた川に入って(笑)。あの日は大変でした。

西銘 
劇中でたくさんの偉人たちと絡むシーンがあるんですけど、あれは3日間くらいかけて撮影したんですよ。でもその3日間が本当にハード過ぎて、朝から夜にかけてずっと本編の撮影で、寝る時間が2時間とか3時間が続いたんです。でも3日目で2時間くらいしか寝ていない時に、氣志團さんの「我ら思う、故に我ら在り」を演奏するシーンを撮影した時に本能覚醒しました。


中尾 
そこは命を燃え尽きて下さい(笑)。

西銘 
いや、一度燃え尽きそうになっちゃって、本当にヤバイと思ったんですけど、気志團さんが歌ってくださったので本能覚醒しました。

中尾 
燃え尽きて本能覚醒したんだね。

西銘 
贅沢ですね、2つ味わいました(笑)。でも本当にライブ感覚で、あんなに間近で音楽を聞けたっていうのはすごい体験をしているなと思って、こんなに命燃え尽きそうなのにやっていて幸せな気持ちになりました。

――最後に映画の公開が間近ですが、公開へ向けてのお気持ちをお聞かせください。

中尾 
僕たちはこれが初めての映画なので、半年間でみんなが成長し、その集大成がこの映画に詰まっていると思います。今までずっと自分が映っているところをテレビで観ていたんですけど、スクリーンで初めて観て感動しました。思い出がたくさん詰まっているこの作品を是非皆さんに観て欲しいですね。

西銘 
僕自身にとっても『仮面ライダーゴースト』単独で映画をさせて頂くのは初めてですし、これが最後なのでみんなも初心に帰って真剣に取り組んだ作品でした。先輩方と『MOVIE大戦』をやって『仮面ライダー1号』もやって、僕たちの一年間が本当にまとめられているような映画だと思うので、そういう意味では成長を観て頂けるというのは嬉しいですね。一年間応援してくれたファンの皆様に残念な思いはさせないように撮影に取り組みましたので、是非楽しみにして欲しいです。

――ありがとうございました!