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メカUPDATE:トロロッソはフロントウイングなど細部の空力を見直し

2016年08月05日 14:51  AUTOSPORT web

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トロロッソがドイツGPに投入した新型フロントウイング
トロロッソはF1ドイツGPに新しいフロントウイングを投入していた。これまでのものはカスケードウイングの、さらに内側に設置されたフィンがカスケードウイングのメインフラップと同じ高さから出ていたが、ドイツGPのアップデートバージョンでは、そのフィンの取付位置がカスケードウイングのフラップの高さとは関係のない位置となっている。また、従来型は大きく湾曲した形状をしていたのに対して、新ウイングのフィンは小さくうねった先に、もう1枚小さな翼端板を設けた仕様に変更されている(写真:赤の矢印)。



 変更されたのはカスケードウイング内側のフィンだけではない。各フラップの翼端板側の湾曲した形状が、わずかに変更されている。さらに各フラップと翼端板との間に設けられた水平部分が、これまでは密閉されていたが、新仕様では、その部分に各フラップへ入れられたスリットを延長してきた(写真:黄の矢印)。

 しかし、パワーエフェクトが大きいホッケンハイムでは、昨年型のフェラーリ製パワーユニットでライバル勢に立ち向かうことができず、トロロッソは4戦ぶりに入賞を逃す結果となった。