マクラーレンはメルセデスのビークルダイナミクス部門のボス、ロイック・セラとの契約をめぐり、メルセデスに対して法的措置をとることを検討していると、スペインメディアが報じている。
スペインのMarcaによると、マクラーレン側の主張では、セラはマクラーレンとの正式契約を結んだにもかかわらず、メルセデスがそれを阻止、チームに残るよう彼を説得したという。
そのため移籍は実現せず、マクラーレンは契約違反が生じたとして、法的手続きに持ち込もうとしているということだ。
セラはベテランエンジニアで2006年から2010年にBMWザウバーでビークルパフォーマンス部門の責任者を務め、その後、メルセデスと契約、いくつかの役職を経た後に現在のビークルダイナミクス部門責任者のポジションに就いた。
メルセデスは訴訟問題についてはノーコメントを貫いているが、トト・ウォルフはセラはメルセデスに残ると明言したという。
一方、マクラーレンのスポークスマンは「法的手続きに関する問題であるため、手続きが完了するまでは何も申し上げられない」と発言している。