2016年08月03日 20:22 弁護士ドットコム
神奈川大学の学生2人が今年6月、大学の課外活動でおとずれた世界遺産「ケルン大聖堂」(ドイツ)に落書きをして、大学側が謝罪していたことがわかった。
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神奈川大学によると、学生2人は6月30日、同大学の課外活動でおとずれたドイツのケルン大聖堂の壁に落書きをした。学生はその画像をツイッターに投稿していた。当時、教職員が学生を引率していたという。
7月5日に事態を把握した大学は、学生とともに副学長を現地に派遣し、同月7日(現地時間)に直接謝罪をおこなった。大学によると、大聖堂側はこの謝罪を受け入れ、「修復も必要ない」と断ったという。
大学は7月9日、兼子良夫学長名義で、「ケルン大聖堂の関係者の皆様はもとより、長い歴史の中でケルン大聖堂を愛し尊敬してきたドイツ国民、世界の皆様に心からお詫び申し上げます」という謝罪コメントを公式ホームページに掲載した。
神奈川大学広報部は8月3日夜、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「学生本人はとても反省している」と説明した。学生の処分については「学則にしたがって、検討しているところだ」と述べた。
(弁護士ドットコムニュース)