舞台『夜が私を待っている~ナイト・マスト・フォール~』が10月15日から東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演される。
イギリスの劇作家エムリン・ウィリアムズによる1935年の戯曲『ナイト・マスト・フォール』をもとにした同作は、森のはずれの一軒家に暮らす身体の不自由な未亡人ブラムソン夫人と姪のオリヴィエ、メイドのドーラの恋人ダンを軸にした心理スリラー。ホテル客の失踪事件を巡り、巧みな弁舌でブラムソン夫人を魅了して取り入るダンと、彼に対する疑惑を深めながらも強く惹かれるオリヴィアの姿が描かれる。
失踪したチャルフォント夫人と親しかったという噂が流れるダン役を演じるのは入江甚儀。ダンの持ち物からチャルフォント夫人の写真と、ある荷物を発見するオリヴィア役を秋元才加、車椅子で生活する気難しいブラムソン夫人役を前田美波里が演じる。演出は『万獣こわい』『カッコーの巣の上で』『いやおうなしに』など数多くの舞台作品を手掛ける河原雅彦。チケットの販売は9月3日10:00からスタートする。
■入江甚儀のコメント
今回の舞台でダン役を演じます入江甚儀です。「夜が私を待っている~ナイトマストフォール~」は骨太な心理スリラー劇ということで、魅力的な脚本と、河原さんの演出、それに出演者の方々の芝居が混じり合うことにより、どんな化学反応が生まれるのか、僕自身とても楽しみです。
僕が演じるダンという役は、純粋さと怪しさの入り混じった不思議な魅力の持ち主で、物語のキーパーソンになる人物です。二面性を内側に秘めた、とても難しい役だと思いますが、今自分の持てる力を尽くしてこの作品にのぞみたいと思いますので、ご期待下さい。紀伊国屋サザンシアターでお会いできるのを楽しみにしています!
■秋元才加のコメント
一年ぶりに、大好きな舞台に立てる喜びを今からひしひしと感じております。
私が演じるオリヴィアは私と同じ28歳。今の私が何処まで成長できるか、共演させて頂く皆さんから刺激を貰い、精一杯のお芝居をお見せ出来る様に頑張ります!
■前田美波里のコメント
さすがはイギリスのサスペンス。引き込まれて一気に台本を読んでしまいました。
車いすの未亡人役をどう演じるか・・・。演出、共演の方々との新しい出会いにも、私自身わくわくして今からとても楽しみです。