美容院で髪をカットしてもらうとき、美容師との会話が苦手だという人は多い。特にニートや無職状態だったりすると、自分の状況を説明するのがかなり面倒くさいが、先日もはてなブログに「美容師『今日はお休みですか~?』←これ何なの?」という記事が投稿され、話題となっている。
もし客が無職だったらどうするのか――「仕事してないです……」
ブログの筆者全マシニキさんは、平日に髪を切りに行った際、美容師から「今日はお休みですか」と質問されるのがたまらなく嫌だという。全マシニキさんは美容師の質問が会話のきっかけであることを理解しつつも、「休みの日は何をしているのか?」などと、プライベートを詮索されることが嫌いなようだ。
「それとも美容師ってみんな『今日はお休みですか?』って言わないと死んじゃう病なんですか?」
後ろめたいことのない超絶リア充ならともかく、世の中には触れられたくない話題がある人もいる。全マシニキさんはブログ内でニートの事例を出している。美容師から「今日は休みですか?」と聞かれ、客は「仕事してないです……」と回答。美容師としては「あ、すいません……」と謝るしかなく、その場が変な空気になってしまう。
実際、美容院で仕事について聞かれて不快な思いをした人はいるようで、2ちゃんねるなどでは「平日の昼に来てる時点で察しろよ」「聞かれたくねえよな答えたくもねえし」という書き込みもあった。ニートが美容院に行って仕事を聞かれたときの回答例があるほどだ。
「美容師・美容室を固定してしまえば会話がなくても気まずくならない」
会話自体をしたくない、という人も少なくない。
「300 円程度なら払うので 『無言カット』 オプションがあったら問答無用で常連になるのにと思うことがあります」
「美容師さんが切り始めたら雑誌に目を落とし話しかけないでオーラを出すようにしている」
ちなみに筆者(編集部S)は高校3年生のとき、髪を切りに行った際に美容師さんに「お子さんは何人いらっしゃるんですか?」と聞かれたことがある。
確かに筆者は一般的な18歳に比べれば老けていたのは認める。だが、美容師の勝手な憶測によってされた質問に、筆者は不快な思いをしたし、周囲も変な空気になった。これなら何も話しかけられない方がましだ。
一方、美容師はどう思っているのだろうか。現役美容師は自身のブログで、美容師がなぜ客に話しかけるのかを「また来てほしい・指名してほしい思いから」と説明。美容師として、客をもてなそうという気持ちから話しかけるのだという。
話しかけられたくないときには、「美容師に対して会話したくないことを告げる」、「キャラ設定をして偽りの職業や趣味を言って場を楽しんでみる」などをしたらいいという。
それでも美容師との会話がどうしても苦手な人については、
「もう美容室・美容師を固定していきましょう(略)何度か通えば、会話を一切しなくても気まずくない最強の状態になります」
とアドバイスしている。美容師との会話が面倒なときは、初めから会話をしませんと伝えるか、店と美容師を固定して、「いつもくらいで」で話が通る状態にするのがいいかもしれない。
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