7月29日に35歳の誕生日を迎えたフェルナンド・アロンソ。チームはガレージにアロンソの故郷、アストゥリアス州旗のメインカラーであるスカイブルーとイエローをあしらったフラッグや帽子、風船を飾りつけて、バースデーを祝った。
「今年はマクラーレンのみんなと一緒に誕生日を迎えることができて良かった。僕らは1年に200日も一緒に過ごしている、まるで家族のような関係だからね。みんなからお祝いされたときはファンタスティックな感覚だったよ」
フリー走行1回目が開始される直前に、特製のヘルメット型ケーキをプレゼントされたアロンソは、そのときの気持ちをうれしそうに語った。
この日、アロンソにプレゼントを贈ったのはマクラーレンだけではない。地元スペインのメディアも、さまざまなブレゼントを用意していた。
テレビ局「MOVISTAR」は、こんなサプライズを用意していた。友人たちからのビデオレターである。プロバスケットボール選手でNBAサンアントニオ・スパーズで活躍しているパウ・ガソル、2015年MotoGPチャンピオンのホルヘ・ロレンソ。そして最後にビデオメッセージで登場したのは、親友のペドロ・デ・ラ・ロサだ。自転車に乗りながら、カメラに向かって発した最初のひとことは「フェルナンド、45歳の誕生日おめでとう」。
これにはアロンソも爆笑とはいかず、苦笑いしていた。