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スピッツ 草野マサムネ、名曲誕生秘話を語る 「『ロビンソン』はタイのデパートで……」

2016年07月31日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

スピッツ『醒めない』

 バカリズムとマギーが司会を務める音楽番組『バズリズム』(日本テレビ系)の7月30日放送回に、KinKi Kids、スピッツ、AKLO、UNISON SQUARE GARDEN、新山詩織らが出演した。


(参考:「スピッツ、新作に感じたロックバンドの“醒めない”魅力ーー7月27日発売の注目新譜5選」)


 音楽シーンに口コミ(バズ)で広がる、最新の音楽や話題の楽曲を発信していく同番組。番組放送と並行してTwitterと連動、出演者に関するツイートをまとめて表示し“今”バズっている音楽情報を閲覧できるほか、音楽ファンと親和性の高いSNSを情報源にしながら、さまざまな“バズミュージック”を紹介していく。


 スタジオトークの1組目にはKinKi Kidsが登場。出会ってから25年だという彼らについて、番組は「以心伝心バズテスト」としてフリップに書いた答えが一致するかどうかを検証した。まずは「KinKi Kidsの思い出の場所は?」という質問について、堂本剛は「横浜アリーナ」、堂本光一は「合宿所」と回答すると、剛は光一の回答に異議を唱え「ジャニーさんに横浜アリーナの光GENJIさんのライブへ招待していただいて、そこで2人が初めて会ってる」と結成前夜を振り返った。


 続いての「KinKi Kidsで一番辛かった仕事は?」という質問には、剛が「スカイダイビング」、光一が「都庁で撮影」と回答。剛は自身の回答について「『かくし芸大会』でジャニーさんから提案されて、高所恐怖症だったので辛かった」と語ると、光一は「14、5歳のとき、東京都庁の職員さんが通勤する通路に子供用のビニールプールに水を溜めて、海パンにシュノーケルとゴーグルで写真を撮った。これが原因で写真撮影が嫌いになった」と若手時代に負ったトラウマを告白した。


 ここでバカリズムが「2人はプライベートで会わないんですか?」と訊くと、剛は「連絡先も知らないですしね」、光一は「2人で会話もないですしね」とそれぞれ回答し、2人は新曲「薔薇と太陽」を披露した。


 2番目に登場したスピッツは、番組が彼らの名曲を振り返る映像をオンエア。バカリズムが「これまでで一番作るのに苦労した曲は?」と質問すると、草野マサムネは「『ロビンソン』は、『正月までに何曲か作って持ってきて』と言われて休まずに作った」と語り、曲名については「タイに『ロビンソン・デパート』というのがあって、そこから……」と、誕生秘話を明かした。


 また、番組からピックアップされたバズワード「謎曲 おっぱい」について、草野は「作ったのが19~20歳のころで、そのくらいって『おっぱい is the world』って感じじゃないですか。あと、こんな曲を歌うロックバンドはいなかったし」と、楽曲が生まれた背景を明かし、新曲「醒めない」を演奏した。


 ほかにも、武井俊祐(ヴィンテージ)がロケを行ない、アーティストの魅力を探る「緊急指令! 今すぐ探リズム」では、AKLOのCDショップ行脚に同行した今回の放送。次回は乃木坂46、WANIMA、SCANDAL、夢みるアドレセンスなどが出演する予定だ。(文=向原康太)