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インディ第13戦予選:ペジナウがライバルを圧倒するPP獲得。琢磨は奮わず

2016年07月31日 08:31  AUTOSPORT web

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インディカー第13戦ミド・オハイオ/シーズン6度目のポールポジションを獲得したサイモン・ペジナウ
ミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催されているインディカー・シリーズ第13戦。30日に行われた予選は、ランキングトップのサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(AJフォイト)は、タイムを伸ばせず20番手と苦しい予選となった。

 シーズンも終盤戦に突入したインディカー・シリーズ。開幕から絶好調でランキングをリードしていたペジナウだが、ここ数戦は初タイトルへのプレッシャーか少し勢いを失いポイントを詰められていた。迎えたミド・オハイオでの第13戦。金曜日の走行から腰に痛みがあったと語るペジナウは、その痛みを跳ね除ける会心のアタックを予選で見せる。

 順調にQ1を突破したペジナウは、小雨が降ったQ2でもウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に次ぐ2番手でファイアストン・ファスト・シックスに進む。グラハム・レイホール(RLLR)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)が続き、ランキング3位のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)と4位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)はQ2で敗退となる。

 ポールポジションを争うファスト・シックスは、少しずつ路面が乾いていく難しいコンディションの中で争われた。ラインキング2位につけるパワーは、ここまでトップでセッションを通過しファスト・シックスでも1分3秒9381と好タイムをマーク。ミド・オハイオでのポールポジションを獲得しペジナウとの差を少しでも冷たかったが、ペジナウはパワーを0.0681秒上回るアタックを見せ、1分3秒8700とコースレコードを更新しシーズン6回目のポールポジションを獲得した。

「コースレコードについては知らなかったよ。今週末のチームは、本当にいい感じなんだ。腰痛に少し苦労していたけど、彼らは僕に多くの仕事をしてくれた。これ以上クルマをいじる必要がないくらいね」とペジナウ。

 ミド・オハイオでの事前テストも行った佐藤琢磨は、思わぬ苦戦を強いられているようでQ1で敗退し予選20番手となった。

「何を言えばいいかわからないですね。すべて計画通りだったんですが……。大きな問題はないけど、単純にスピードが足りない。バランスもいいし、クルマもいいと感じたのですがスピードがなかった。何をしたらいいかわからないけど、把握しないといけないですね」とコメントしている。