スーパーGT500クラスで活躍する本山哲と安田裕信が、WTCC世界ツーリングカー選手権やスーパーGT300クラスで豊富な実績を誇る加納政樹とともに、9月3~4日に開催されるスーパー耐久第4戦富士にエントリーすることになった。
GT500クラスのトップドライバーとして活躍している本山と安田、そして世界での経験をもつ加納という強力なトリオが、9時間耐久という長丁場で争われるスーパー耐久第4戦富士のST-3クラスにエントリーすることになった。
今回3人が乗り込むのは、豊富な実績を誇るテクノファーストのZ34フェアレディZ。加納率いるSKTと本山とのタッグにより『SKT team Motoyama』というチーム名で、車名は『SKT team motoyama Z』となる。カーナンバーは35だ。
「ここ数年GT300クラスを戦っていますが、僕がレースの基礎を作ることができたのは今回参戦するS耐が大きなきっかけだと思います。そして不思議な結びつけですが、2007年には今回参戦する本山さん、安田くん、僕は同じ3クラスのZでライバルとして戦っていました。まさか10年後にこうしてチームを組んでレースができるとは思いもよりませんでした」と加納。
「当時からすでにニッサンを代表するスター選手であったふたりとこうして同じレースをチームメイトとして戦うことで、さらに多くを学び自分のスキルアップに繋げたいと思います。他のチームのドライバー陣を見てもGTで活躍するドライバーがたくさんいるので、3人で力を合わせ優勝できるようにがんばります」
また、本山も「2007年以来のスーパー耐久にふたたびチームを作って戻って来られてとても嬉しいです」と語る。
「今回はスポット参戦ですが、ツーリングカーで経験豊富な加納くん、安田とのドライバーラインアップは強力だし、実績のあるテクノファーストのバックアップのもと素晴らしいチームができたと思います。9時間という長いレースになりますが、楽しみながら優勝目指してがんばります!」
さらに安田も本山と同様、楽しみつつもスーパー耐久参戦を楽しみにしている様子。「海外レースの経験が豊富な同じ関西出身の加納選手と、ずっと御世話になっている本山選手と一緒なので、長時間のレースでも安心して集中できると思います。夏の終わりの9時間レース、サーキットに来てお祭り気分で楽しんでください! 応援よろしくお願いします」と安田。
チームは8月3日に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久合同テストにも参加するという。激戦のST-3クラスに、さらに強力な1台が参戦することになりそうだ。