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鈴鹿8耐予選は昨年の覇者、YAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップタイム

2016年07月29日 19:21  AUTOSPORT web

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#21 ヤマハファクトリーレーシングチーム
木曜日の午後の特別走行で幕を開けた2016鈴鹿8時間耐久ロードレース。公式走行が始まる前にもかかわらずSatuHATI. Honda Team Asiaのラタポン・ウィライローが転倒、負傷。欠場を余儀なくされ、SatuHATI. Honda Team Asiaはふたりライダー体制に。

 公式走行が始まった金曜日は朝から強い日差しが照りつけた。2時間の朝のフリー走行から転倒車が続出。そんな中で唯一の2分7秒台をマークしたのは昨年の覇者、YAMAHA FACTORY RACING TEAM。2連覇に向けて順調な仕上がりをアピールする。

 そして予選が開始されるころには、路面温度も50度を超えた。第1ライダー、第2ライダー、第3ライダーに分かれて20分ずつ2回のアタック。1回目のアタックでも、やはりYAMAHA FACTORY RACING TEAMが優位。中須賀克行が2分6秒9をたたき出して他を圧倒したのだ。もちろん2分6秒台をマークしたのは中須賀ただひとり。

 2分7秒台もひとりだけだったが、それもYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦するポル・エスパロガロ。絶好調なYAMAHA FACTORY RACING TEAMだったが、第3ライダー枠で走行したアレックス・ロウズは転倒。ライダーに大きなケガはなかったものの、チームスタッフはマシン修復作業に入らざるを得なかった。

 2回目の予選アタックが開始されるころには若干、路面温度が下がった。第1ライダーの走行枠でヨシムラ スズキ Shell ADVANCEの津田拓也とMuSASHi RT ハルク・プロのマイケル・ファン・デル・マークが接触。津田がコースアウト、転倒を喫してしまうアクシデントも発生。

 1回目のアタックでマシンを破損したYAMAHA FACTORY RACING TEAMは、2回目の予選が始まるまでにマシン修復を終えていたが、第1ライダーの中須賀克行は修復具合を確かめる走行に徹する。逆に1回目のタイムを塗り替えたのはTeam GREEN。第2ライダーのレオン・ハスラムが2分7秒台をマークする。

 第3ライダー枠ではMuSASHi RT ハルク・プロ高橋巧が2分7秒831、2分7秒026と次々に自己タイムを更新。路面温度が最も低く、Team GREENの渡辺一樹、ヨシムラ スズキ Shell ADVANCEのアレックス・ロウズも2分7秒台をマークする。

 この結果、YAMAHA FACTORY RACING TEAM、MuSASHi RT ハルク・プロ、Team GREEN、YART YAMAHA - OFFICIAL EWC TEAM、ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE、F.C.C.TSR Honda、TOHO Racing、Team KAGAYAMA、Moto Map SUPPLY、TEAMJP DOGFIGHTRACING AUSTRALIAの10チームが明日のトップ10トライアルに駒を進めることになった。