木曜日の午後の特別走行で幕を開けた2016鈴鹿8時間耐久ロードレース。公式走行が始まる前にもかかわらずSatuHATI. Honda Team Asiaのラタポン・ウィライローが転倒、負傷。欠場を余儀なくされ、SatuHATI. Honda Team Asiaはふたりライダー体制に。
公式走行が始まった金曜日は朝から強い日差しが照りつけた。2時間の朝のフリー走行から転倒車が続出。そんな中で唯一の2分7秒台をマークしたのは昨年の覇者、YAMAHA FACTORY RACING TEAM。2連覇に向けて順調な仕上がりをアピールする。
そして予選が開始されるころには、路面温度も50度を超えた。第1ライダー、第2ライダー、第3ライダーに分かれて20分ずつ2回のアタック。1回目のアタックでも、やはりYAMAHA FACTORY RACING TEAMが優位。中須賀克行が2分6秒9をたたき出して他を圧倒したのだ。もちろん2分6秒台をマークしたのは中須賀ただひとり。
2分7秒台もひとりだけだったが、それもYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦するポル・エスパロガロ。絶好調なYAMAHA FACTORY RACING TEAMだったが、第3ライダー枠で走行したアレックス・ロウズは転倒。ライダーに大きなケガはなかったものの、チームスタッフはマシン修復作業に入らざるを得なかった。
1回目のアタックでマシンを破損したYAMAHA FACTORY RACING TEAMは、2回目の予選が始まるまでにマシン修復を終えていたが、第1ライダーの中須賀克行は修復具合を確かめる走行に徹する。逆に1回目のタイムを塗り替えたのはTeam GREEN。第2ライダーのレオン・ハスラムが2分7秒台をマークする。