トップへ

11月19~20日の『SUZUKA Sound of ENGINE』に名グループCカー続々参加決定

2016年07月29日 18:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

1987年のジャガーXJR8(ラウル・ボエゼル/エディ・チーバー組)
鈴鹿サーキットで11月19~20日に開催される『SUZUKA Sound of ENGINE 2016』。自動車・バイク、そしてモータースポーツがもつ貴重な歴史にスポットライトを当てた新たなヒストリックイベントだが、2年目となる今年のイベントに多数の名グループCカーが登場することになった。

 1980年代から90年代初頭にかけて、多くの自動車メーカーが全力を注ぎ、“モンスター”とも言うべき驚異的なパフォーマンスをもつ美しいレーシングカーが多数誕生したグループCカーレース。今も世界中でその威容を懐かしむファンは多い。

 11月19~20日に開催される『SUZUKA Sound of ENGINE 2016』では、カテゴリー1としてグループCカーの走行が予定されている。これまでもニッサンNP35やマツダ767B等、ファン垂涎のグループCカーの参加が決定していたが、さらにグループCファンにはたまらない4台の参加が決まった。

 まずは、1987年仕様のジャガーXJR8。WSPC世界スポーツプロトタイプカー選手権で、ポルシェと激しく争ったジャガーのCカーのなかでも、名車の一台と言えるマシン。カラーリングは、長年ジャガーのCカーを彩った、パープルとホワイトのシルクカットカラーだ。

 また、グループCの“代表格”と言えるポルシェ962Cが2台参加することになった。1台は、1986年仕様のロスマンズカラーの962C LM。もう1台は、日本で長年活躍をみせ、初期のJGTC全日本GT選手権にも参戦した、タイサンの962Cだ。特にロスマンズカラーは、その美しさから今もファンが多い。

 国産車も見逃せないマシンが登場する。JSPC全日本スポーツプロトタイプカー選手権に登場した、1991年仕様マツダ787B(003号車)だ。ル・マン24時間を制した787Bとはオレンジとグリーンの“チャージカラー”の塗り分けが逆で、ヘッドライトレスなのが特徴。787Bはその甲高いエキゾーストノートが世界中のファンに愛されているので、こちらも必聴だろう。

 現在のところの『SUZUKA Sound of ENGINE』のグループC参加車はホームページ(http://www.suzukacircuit.jp/soundofengine/machine/group-c/)まで。その他にもF1や国内モータースポーツ草創期のマシン等、オールドファンにはたまらないラインアップがそろいそうだ。