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飲食店の遊休スペースを活用したコワーキングスペースネットワーク「RNDMWRK」

2016年07月29日 14:51  Techable

Techable

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様々な職業や仕事を持つ人々が集まり、交流を深めながらそれぞれの仕事に取り組む“コワーキング(Co-Working)”は、欧米から世界各地に広がり、いまや、ワークスタイルのひとつとしてその地位を確立。

コワーキング専門メディア「Deskmag」の調査結果によると、2015年時点で、世界に、7800カ所ものコワーキングスペースが存在するという。
・飲食店の遊休スペースを活用したコワーキングスペースネットワーク
カナダ・トロントの起業家デビッド・キング(David King)氏は、営業時間外には使われてない飲食店の遊休スペースを、フリーランサーや起業家らに、コワーキングスペースとして貸し出す「RNDMWRK(ランダム・ワーク)」を創設した。

「RNDMWRK」のメンバーは、月額150カナダドル(約1万2000円)で、レストランやバーなど、提携する飲食店のスペースを、仕事場として自由に利用。

いずれのスペースも、WiFIに接続でき、コーヒーや紅茶などのドリンクサービスが提供され、メンバーは、落ち着いた環境で仕事をこなしながら、他のメンバーと交流を深めたり、人的ネットワークを広げることができる。

もちろん、スペースを提供する飲食店にとっても、「RNDMWRK」と提携するメリットは大きい。

キング氏によると、レストランやバーが店舗を実際に利用する時間は、一日のうちのわずか20~25%程度。「RNDMWRK」を通じて、遊休スペースの収益化が期待される。
・飲食店の遊休スペースの活用の広がり
ニューヨークのコワーキングスペース「Spacious」など、飲食店の遊休スペースをコワーキングスペースとして活用しようという動きは、他の地域でも、少しづつ広がっている。

昼間はコワーキングスペース、夜はバーといったように、“2つの顔”を持つスポットが、今後、世界各地で、増えていくかもしれない。

RNDMWRK