マクラーレンのジェンソン・バトンが、サマーブレーク後のベルギーGPでホンダのパワーユニットがアップグレードされる予定だと明かした。
ホンダは、開発トークンをできるだけ効率的に使うため、タイミングを慎重に選んでアップグレードするというアプローチをとっている。
今季開幕後、ホンダはトークンを使用したアップデートを2回行った。カナダGPに向けて2トークンを使用してターボチャージャーを、イギリスGPに向けて2トークンでICE(エンジン)をそれぞれ改善、今年使用できるトークンがまだ10残っている。ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏は、ICE(エンジン)に重点を置いて開発を進めていると述べていた。
ドイツGPの週末、バトンはメディアに対し、サマーブレーク後すぐにパワーユニットのアップグレードがなされる予定だと語った。
「サマーブレークの後、スパに行く。そこでパワーユニットの次のアップグレードが導入される。楽しみだ」とバトン。
「毎戦改善を積み重ねてきている。パワーユニットも空力面も、1戦ごとに進歩している」
「間違いなく正しい方向に進んでいる。それはこの数戦を見れば分かるだろう」
「まだ最高と言えるレベルではないし、望む位置には届いていないが、大きく進歩しているのは間違いない」
「上には3チームいて、前とのギャップはかなり大きい。でもそれを追うグループの中では僕らは先頭に立っていると思う」
英AUTOSPORTによると、ホンダはベルギーかその次のイタリアでアップグレードを導入することを考えているという。
ドイツGPのアップデートに関してバトンは、すでにフェルナンド・アロンソが使用した新たなフロントウイングが自分のマシンにも搭載されると述べた。
「毎戦新しいパーツが持ち込まれているのは素晴らしいことだ。もう一台が2戦ほど使ったフロントウイングが、僕のマシンにも搭載される。ここでアップグレードされるんだ」
「ハンガリー同様、いいレースになるといいね」