2017年から、F1レーススタート時にウエットコンディションだった場合でもスタンディングスタート方式が採用されることで合意がなされた。
現在はウエットのためセーフティカースタートとなった場合、セーフティカーが戻った後、各車はそのまま走り続けてスタートを切るが、これを変更し、セーフティカー先導の下で走行した後、グリッドにつき、通常どおりスタートするという提案がなされた。
28日に開催されたF1ストラテジーグループ会合において、この方式を来季採用することで合意がなされたようだ。
詳細は確定していないが、現在の案は、ドライバーたちはセーフティカーの後ろで数周を走って路面をチェックし、安全が確認されてセーフティカー・ピリオドが終了すると、各車がグリッドにつき、スタンディングスタートが行われるというもの。その際、ピットインしてタイヤ交換をすることは許されず、ウエットタイヤのままスタートを切らなければならない。
イギリスGPにおいて、序盤のセーフティカーラップが5周におよび、一部ドライバーから、もっと早くセーフティカーが戻るべきだったと批判が出ていた。
ストラテジーグループ会合では、赤旗でレース中断時のマシンに関する作業を禁止するという提案もなされたが、これについてはさらなる検討が行われていく。
どちらの提案についても詳細がまとまった後は、F1コミッションと世界モータースポーツ評議会において承認を受けた上で、正式採用となる。
レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、ドイツGPの金曜に、新たな提案に関して説明を行う予定だ。