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初開催『ロンドン・デザイン・ビエンナーレ』、日本代表作家は鈴木康広

2016年07月28日 19:40  CINRA.NET

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展示プランのためのドローイング『昼寝中の旅人』 ©Yasuhiro Suzuki
9月7日からイギリス・ロンドンのサマセット・ハウスで開催される『第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ』における日本の展示概要が発表された。

今年初開催を迎える『ロンドン・デザイン・ビエンナーレ』。デザイナー、アーティスト、キュレーターらが各国の美術館や文化機関と共にチームを結成し、国別の展示を行なう。今回は「Utopia by Design」をテーマに、30を超える国や地域が参加する。

国際交流基金が主催する日本の展示は鈴木康広による『A Journey Around the Neighbourhood Globe』。総合テーマの「ユートピア」を「ここにはない、もう一つの場所」と捉え、身近な現象と空想が交差するインスタレーションを発表する。キュレトリアルアドバイザーは21_21 DESIGN SIGHTアソシエイトディレクターの川上典李子が務める。

■鈴木康広のコメント
第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレの総合テーマ「Utopia by Design」の「ユートピア」を僕は、「ここにはない、もう一つの場所」ととらえました。そして「Utopia by Design」とは、足元には物体としてあり、頭の中にはイメージとしてある身近な「地球」、すなわち「近所の地球(Neighbourhood Globe)」を旅することでもあります。デザインとは、現代を生きる私たちが進むべき道を示す、時と場所ごとに更新される「方位磁針」のようなものではないでしょうか。