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フランス風でキュートな八王子のパン屋

2016年07月27日 00:02  オズモール

オズモール

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【第2・第4火曜日16:00更新】
パンに詳しいあの人にイチオシのベーカリーを教えてもらうリレー形式の連載「わたしのいちおしベーカリー教えます」は今回で第3回目。青山パン祭り事務局、Bread Labチーフディレクターを務める入江葵さんが、八王子の名店「Boule Beurre BOULANGERIE(ぶーる・ぶーる・ぶらんじぇり)」をセレクトしてくれました!




◆赤と青の外観がキュートなフレンチテイストあふれるパン屋



八王子の駅から徒歩約8分。赤と青のおしゃれな建物がそのベーカリー。“おもちゃのフランスパン屋さん”をイメージしていて、本格的なフランスパンの店ではなく、インチキフランスな雰囲気にしているのだとか。とは言え、パンは本格派の味わいで、フランス・ドイツの伝統的な製法でつくり、冷蔵熟成による甘味が特徴。「どのパンを食べてもおいしいですし、店主の草野さんはじめ、スタッフの皆さんがみな明るく気持ちがよい素敵なお店です」と入江さん。







◆バラエティ豊かなパンが並ぶ中、お気に入りはこのふたつ!



日替わりも多いため1週間で120種も販売されるという豊富なラインナップの中、入江さんのお気に入りは「ブーニャ」(580円、ハーフサイズもあり)と「大納言ショコラ」(320円)。オーベルニュ地方の大地をイメージしたライ麦パン「ブーニャ」は、フランスで研修した店舗にあったものの配合を変えて提供。「食べやすいライ麦入門パンをつくりたくて考えました。ハチミツが隠し味です」と店主の草野さん。入江さんによると、こんがりと焼きこまれた外側の香ばしさと、むっちりとみずみずしい中側のコントラストがたまらないポイントだそう!

もう一方の「大納言ショコラ」は大納言のほかに、2種類のチョコレートの先端を細くしカリカリの部分が楽しめるように。「ハード生地にほくほく大納言の優しい甘さと、チョコレートがベストマッチ。あとをひくおいしさです。行くと必ず買ってしまいます」

このほか、その日に焼いたパンが余りそうなときに、SNSで呼びかける「おまかせパンセット」の販売も。こちらはパンの廃棄をなくす試み!







◆イートインスペースでは、ペアリングを楽しみたい



2014年に移転オープンした際に、イートインスペースも併設。購入したパンをこちらで味わうことができる。入江さんの楽しみ方を教えてもらうと、「カフェオレとぶーる・ぶーる(クロワッサン)やパン・オ・レザンをいただくのもよし、ジュースとサンドイッチを頬張るもよし。その日の気分で、焼き立てパンと飲み物のペアリングを楽しんでほしいです」とのこと。

今回ご紹介する「ぶーる・ぶーる」(180円)は、ザクザクッとした食感が楽しめるクロワッサン。普通よりも折数を少なくしているから、このテイストが味わえるのだそう。「天然酵母を一部使用し、冷蔵熟成により発酵バターをつかわなくとも、深い味わいと風味を出しています」と草野さん。2016年7月30日(土)には「八王子花火大会」、2016年8月5日(金)~7日(日)は「八王子まつり」とこの時期盛り上がる八王子。この機会に女子好みのフレンチテイストあふれる空間で、できたてのおいしいパンをいただいてみてはいかがですか?









TEL.042-626-8806
東京都八王子市横山町16-5
営業時間:10:00~19:00 月・火、最終水定休
アクセス:JR「八王子駅」北口より徒歩8分、「京王八王子駅」より徒歩10分
カード使用不可


◆今回のベーカリーを教えてくれた人:入江葵さん



青山パン祭り事務局、Bread Labチーフディレクター。パンコーディネーターエキスパート。パンシェルジュ。パンを追いかけどこまでも。WEB、雑誌、ラジオ、TVなど、さまざまなメディアでおいしいパン情報を発信。国内外61軒のパン屋さんを取材した書籍「CRAFT BAKERIES」が好評発売中。





WRITNIG/EMI YAMASHITA PHOTO/KAZUHITO MIURA ILLUSTRATION/HONGAMA