7月25日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションから、8月6~7日に開催される第5戦富士スピードウェイのエントリーリストが発表されたが、GT300クラスのDIJON Racing GT-Rは高森博士に代わって、Aドライバーに高星明誠を起用した。じつはこの動きには、2017年に向けた“対策”があるようなのだ。
DIJON Racing GT-Rは、今季第1戦では高森博士/田中勝輝というコンビで参戦を開始。第2戦からは第3ドライバーに豊富な実績を誇る青木孝行が加わり、混戦のレースで10位フィニッシュ。今季初ポイントを獲得していた。さらに、7月23~24日に開催された第4戦SUGOでは、高森/青木というコンビで参戦している。
さらにチームは、迎える第5戦に向け高星を起用することになった。今季ブランパンGTシリーズに参戦中の高星は、昨年までGT300クラスのB-MAX NDDP GT-Rをドライブしており、星野一樹とのコンビで2勝。高星/青木のコンビは、混戦のGT300のなかでも非常に強力なのは間違いない。また、富士はニッサンGT-RニスモGT3が得意とするコース。さらに第5戦ということもありウエイト搭載車が増えており、第5戦でのDIJON Racing GT-Rは今まで以上に注目の存在と言えるだろう。