フェラーリ代表のマウリツィオ・アリバベーネは、ハンガリーGPでのキミ・ライコネンのパフォーマンスに元F1ワールドチャンピオンであることを証明したと賞賛を送った。
ライコネンは予選で急速に乾いた路面にアタックのタイミングを逃し14番グリッドからスタートしたが、決勝では元F1チャンピオンの実力をみせ、途中レッドブルのマックス・フェルスタッペンとの接触でフロントウイングが破損したが、5位を争う猛追を見せた。
フェラーリと来シーズンまでの新契約を結んだ後の最初のレースとなったハンガリーGPで結果を残したライコネンに「やはり我々が輩出した最後のF1ワールドチャンピオンだけのことはある。日曜の彼は完璧なまでにファイターだった」とアリバベーネは絶賛を博した。
フェルスタッペンが何度もラインを変えてブロックし、」彼の動きには疑問の余地があった」と考えるライコネンは、ペナルティを取らなかったスチュワードに「あれは間違っている」と言及する一方、クルマのパフォーマンスと不本意な結果に終わった予選からのチームの巻き返しを喜んだ。
「クルマの調子は良かったけど土曜日の結果は満足いくものではなかったし、日曜のスタートポジションはいい結果を望めるものではないと思っていた。だから、スタート時は今日は簡単にはいかないとわかっていたが、僕たちはできる限りの事をしたよ」
「マックスを抜くために最善を尽くしたが、追い上げられず結果は6位に終わってしまった。クルマの調子も良く、期待以上の走りができていただけに悔いが残るよ」