かつての北米チャンプカーで優勝経験を持つブルーノ・ジュンケイラが、世界スポーツカー耐久選手権(WEC)の次戦メキシコ・ラウンドに参戦することとなった。
現在39歳のジュンケイラがドライブするのは、グリーブス・モータースポーツのLMP2ギブソン-ニッサン015Sで、同じく元チャンプカー・ドライバーのロベルト・ゴンザレスと、彼の兄でありレースプロモーター兼WECレギュラーでもあるリカルドとの契約で実現したという。
9月のメキシコ・シティでは、ジュンケイラとゴンザレスは元アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のレギュラードライバーだったルイス・ディアスとマシンをシェアする予定となっている。
RGRスポーツbyモランドで今季のシリーズに参戦しているリカルドは、来季2017年に向け弟のロベルトにWECでの経験を積ませるべく、このチャンスを活かしたかったと説明する。
「ロベルトは来季に向けてフル参戦することを望んでいたし、今回メキシコでレース出来るというチャンスに飛び乗ったんだ」と、リカルド。
また、その他のチームではコルベット・レーシングのドライバーであるリッキー・テイラーが2013、14年シーズン以来となるラルブル・コンペティションに復帰。ピエール・ラゲと山岸大とGTEアマのコルベット・C7.Rをシェアすることとなる。
また、LMP1-Hのアウディワークスでは7号車のブノワ・トレルイエが、アンドレ・ロッテラー、マルセル・ファスラー組に再合流する予定で、ブノワはル・マン24時間の後に自転車でのトレーニング中の事故で負った怪我の回復具合を見ながらの参戦となる。
LMP2では、44号車マノーとレギュラーのグレーブスが、まだ参戦ドライバーを発表していない。