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WAKO’S 4CR RC F スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

2016年07月25日 19:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

WAKO'S 4CR RC F
LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S

WAKO'S 4CR RC F
#6
Kazuya OSHIMA
Andrea CALDARELLI

2016年 SUPER GTシリーズ
第4戦 スポーツランドSUGO レースレポート

大会概要
2016年 スーパーGT シリーズ 第4戦
大会名称
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 4 SUGO GT 300km RACE
開催日時
7月23日 土曜日(予選) 7月24日 日曜日(決勝)
開催サーキット
スポーツランドSUGO インターナショナルレーシングコース(1周 3.704256km)
同時開催レースカテゴリー
・FIA-F4選手権 第7戦&第8戦 ・JAF 菅生スーパーFJ選手権 第3戦

レース情報
予選(7月23日)
天気:曇り コース状況:ドライ
気温:21度 路温:26度(予選開始時)
予選開始:14時30分

 富士スピードウェイで行なわれた前回のレース(第2戦)から、3カ月弱のインターバルを経て迎えることになったスーパーGT第4戦。 本来なら5月後半に九州オートポリスで第3戦が開催されるはずだったのだが、4月の地震による影響で今季のオートポリス戦は中止が決定。 よって、今回の宮城県・スポーツランドSUGOでの戦いは、名称としては第4戦だが、実質的にはシーズン3戦目の開催ということになる。(なおオートポリスの代替レースは、最終戦ツインリンクもてぎの週末を第3戦&第8戦の2レース開催とするかたちでの実施が決まった) 開幕からの2戦を4位、5位という結果で終えたLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sの大嶋和也&A.カルダレッリは、現在ランキング5位。 ドライバーズポイントを14点獲得しているので、今回のSUGO戦にはその2倍、28kgのウエイトハンデをマシンに搭載しての参戦となる。

#6 WAKO'S 4CR RC F 予選結果:1位
(予選Q1ベストタイム:1分11秒129/カルダレッリ選手)
(予選Q2ベストタイム:1分10秒516/大嶋選手)

 この週末のSUGOは7月下旬としては涼しめの気象条件。LEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sは朝のフリー走行で順調にメニューを進め、 午後の2段階ノックアウト方式予選には、Q1をカルダレッリが、Q2を大嶋が担当する布陣を組んで臨むこととした。

 Q1は他車のクラッシュで赤旗中断、そのまま終了となる波乱の展開となったが、カルダレッリは3位でしっかりここを通過。 続くQ2は雨もパラつくなかでの戦いとなるが、大嶋が他を圧するといっていい1分10秒516をマークしてトップに立つ。 6月の当地SUGOテストも含め、山田エンジニアも完璧と形容する流れ。チーム一丸の力で今季初のポールポジションを獲得した。

決勝(7月24日)
 天気:曇り~晴れ コース状況:ドライ
 気温:20度 路温:22度(決勝スタート前)
 決勝パレードラップ開始:14時00分
 決勝レース周回数:74周(当初予定は81周)

#6 WAKO'S 4CR RC F
大嶋和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
決勝結果:4位
(所要時間:1時間42分09秒935/ベストラップ:1分12秒989=カルダレッリ選手)

 迎えた決勝日、朝のフリー走行は雨でウエットコンディションになった。その後も雨が完全にあがることはないまま、 午後2時の決勝スタートを迎える。ただ、路面は完全ドライに近い状況で、やがてレース終盤には陽も出てくることになる。 タイヤ選択を含めて、6月のSUGOテストからチームが進めてきた万全の準備が昨日のポールポジション獲得まで順調に機能。 あとは決勝をしっかりまとめたいところだ。WAKO'S 4CR RC Fは前半がカルダレッリ、後半が大嶋という順番で決勝を戦う。

 カルダレッリはポールポジションからスタートし、トップを守ってレース序盤を走る。しかし好事魔多しというべきか、 6周目の1コーナーでGT300クラスのマシンをパスする際に交錯し、スピンを喫して遅れをとるという事態が発生してしまう。

 レースは3分の1を終えようとする頃にセーフティカー導入となるなどしながら進んでいく。カルダレッリは順位を回復させつつ、 40周終了時にピットインして大嶋にバトンタッチ。GT500各車のピット作業が終わった時点での順位は4番手となった。

 その後、大嶋は前に38号車、後ろに19号車という形勢で3位争いを展開し、一時は19号車に先行されるも、また前に出て4番手へ復帰。 終盤は上位5台が接近し白熱の首位攻防、と思われた。だが、そこでGT300マシンの事故により赤旗中断、そのままレースは終了に。 表彰台、そしてトップ奪回さえも視界に入ってこようかという状況だっただけに、無念の結末である。決勝最終結果は4位。

大嶋和也選手のコメント
予選でポールポジションを獲得できたことは、今の僕たちにとって特別な意味があると思います。今年アンドレアと脇阪監督が チームに合流してくれて、新体制で皆でここまで頑張ってきました。そろそろ大きな結果が欲しいと思っていたところでしたからね。 決勝のペースも良かったんですけど、それなりにウエイトハンデを積んでいることもあって、ストレートでは少し辛かったですね。 最後はやっと追いついていって、これから、というところでした。最後まで戦いたかったので、赤旗終了は悔しいです。 これでまたウエイトも増えますので、目立ったレースをするのは難しくなるかもしれませんが、次も1点でも多く獲れるよう頑張ります。

アンドレア・カルダレッリ選手のコメント
正直なところ、自分にとっては良くないレースになってしまいました。トップ走行中にGT300クラスのマシンと交錯した場面ですが、 自分としては確実に前に出られる自信があったんですけどね。相手のマシンのドライバーがどういう状況だったのかは分かりませんけど、 とにかく、ああいう結果になったことは残念です。でも、私はあきらめることなくプッシュし続けていき、ポジションも上げられました。 今回のマシンバランスの良さについては、とてもハッピーです。次の富士でもチャンスはあると思いますので、表彰台を狙いたいですね。

脇阪寿一監督のコメント
アンドレアのアクシデントについては、まだ経験が充分ではないところが出てしまったのかな、ということだと思います。 もちろん僕が求めるのはそういうミスさえないレースですし、速いだけでなくもっと強いドライバーになってほしいですし、 今日はタイヤ交換でも少し遅れがあったりしたんですが、チームもドライバーも皆、それぞれの状況のなかで本当に頑張ってくれています。 ですから、これを次のレースにどうつなげていくか、そこが大切になってくると考えています。
今回の予選で獲得したポールポジションは、今、皆で「変わろう」としているこのチームにとって大切なものだと思います。 方向性が間違っていないことを確認できましたし、今後に向けて効果を発揮してくれることでしょう。次の富士はウエイト的なこと等を 考えるときつい面がありますが、シリーズ年間成績でどこまでいけるか、というところを意識して、この先も戦っていきたいと思います。

シリーズランキング
大嶋和也&アンドレア・カルダレッリ:4位/23ポイント
チーム部門 :4位/31ポイント

観客動員数
開催期間中 延べ入場者数 約37,700人
7月23日 土曜日(予選日、天気:曇り)8,200人

イベントへの参加報告
ピットウォーク
7月24日 日曜日(決勝日、天気:雨~曇り~晴れ)29,500人
開催日程:7月23日 12:05~12:55 (当初予定より10分遅れ、10分短縮)
     7月24日 11:15~12:15

キッズウォーク
開催日程:7月23日 17:20~18:05

主催:GTアソシエイション、スポーツランドSUGO
参加者:大嶋和也、アンドレア・カルダレッリ

ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、 グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが 出来ました。 また、キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、 キッズ限定グッズなどの提供を行いました。