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Honda スーパーGT第4戦SUGO 決勝レースレポート

2016年07月25日 15:11  AUTOSPORT web

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KEIHIN NSX CONCEPT-GT
SUPER GT 500 第4戦 in スポーツランドSUGO
2016年07月24日(日)
決勝

#17 KEIHIN(塚越/小暮)が一時トップを走行するも接触により6位

天候:曇り一時雨
コースコンディション:ドライ
気温:23℃(15時00分時点)
路面温度:26℃(15時00分時点)

 2016 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km Race」の決勝レースが7月24日(日)、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOで行われました。

 決勝日のスポーツランドSUGOは、朝からときおり霧雨が降る天候となりましたが、午後になると曇り空となり、ほぼドライの路面コンディションで決勝がスタートしました。

 フロントローの予選2番手からスタートした、#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTは、スタートドライバーの小暮卓史選手が6周目の1コーナーでトップに浮上しレースをリードしていましたが、 16周目の馬の背コーナーで2位の車両と接触してスピン、12位まで順位を下げてしまいます。31周目から引き継いた塚越広大選手が6位まで挽回し、更に上位を目指しますが、残り6周となったところでGT300クラス車両のクラッシュで赤旗中断、そのままレース終了となり、塚越選手は6位でレースフィニッシュとなりました。



 5番手スタートの#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは8位。7番手スタートの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは11位。#64 Epson NSX CONCEPT-GTは12位、レース序盤で接触があった#8 ARTA NSXは14位となりました。







 次戦は8月6日(土)、7日(日)に静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイでの開催となります。

Driver / Project Leader Comments
選手/プロジェクトリーダーコメント

塚越広大選手
♯17 ケーヒン・リアル・レーシング
今回はチャンスを感じていただけに悔しいです。
セーフティーカーが入って前とのギャップが詰まったので、リスタート後はプッシュし続けてポジションを上げることができました。クルマの調子は良かったのですが、レース終盤はロングスティントだったのでタイヤの維持に苦労しました。そんな中で今シーズンの初ポイントを獲得できたことは良かったと思います。今回からエンジンが新しくなり、全体的に速くなっていますし、セッティングも良い方向に煮詰められているので、予選の速さに加え、決勝での強さも両立できるように頑張ります。

小暮卓史選手
♯17 ケーヒン・リアル・レーシング
レース序盤からタイヤのグリップが低下してしまい、ペースが悪くなっていました。その状況で起きたアクシデントによりトップの座をキープ出来なかったことは本当に悔しいですし、チームのみんなに申し訳なく思っています。一方で、今回のレースで、NSX CONCEPT-GTのポテンシャルが大幅に上がって速くなったことを確認でき、チームの雰囲気も良くなっています。タイヤとのマッチング次第では良いペースで走ることができると感じていますので、次戦の富士は必ず雪辱を果たしたいです。

武藤英紀選手
♯15 ドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシング
オリバー選手が良い順位でピットインしてきてくれたうえ、ピットアウト後のペースは悪くありませんでしたが、途中、他車との接触によりフロントにダメージを負ってしまい、その後のペースが上がらず苦しみました。予選での速さには手応えを感じていますが、決勝でのペースをもう少し改善する必要があります。今回のレースで自分たちのマシンに足りない部分や課題が明確にわかったため、それらを改善し、次戦の富士、その後に続く鈴鹿では良いレースができると思っています。

オリバー・ターベイ選手
♯15 ドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシング
想定よりも気温が低かったので、ハードタイヤの温度が上がらず、序盤でいくつか順位を落としてしまいました。しかしタイヤが温まった後のペースは悪くなく、途中四位まで上昇するなど、上位との差を詰めることができました。その後、GT300の車両をオーバーテイクする際に縁石に押し出され順位を落とす不運はありましたが、今回のエンジンのアップデートも含み、マシンの確実な進化を実感しています。まだライバルに対して差をつめなければならない部分はありますが、次戦の富士では、第二戦やその後のテストで良いペースで走れていることもあり、表彰台争いに絡んでいけるよう、引き続き努力を重ねていきます。

松本雅彦
Honda GTプロジェクトリーダー
想定よりも気温が上がらなかった気象条件とコースコンディションが、クルマとタイヤのマッチングに影響を及ぼしました。選択したタイヤの消耗が思っていたより早く、ペースを上げることができませんでした。今日は非常に悔しい結果になりましたが、エンジンの改良と車体のセッティング向上に注力し続けた結果、レース中も良い位置につけることができており、NSX CONCEPT-GTのパフォーマンスが上がってきたと実感しています。次戦の富士ラウンドはチャンスが大きいと感じていますので期待してください。