2016年F1ハンガリー決勝で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは10位、セルジオ・ペレスは11位だった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=10位
今日のレースに関しては、あまり喜ぶ気にはなれない。僕らにとっては、かなり厳しいものだったからだ。
スタート直後のターン1では、位置取りが悪くてポジションをひとつ下げてしまい、一段と厳しい状況になった。今日のレースでの最大の問題は、最初のピットストップの後、(ダニール・)クビアトのトロロッソと(フェリペ・)マッサのウイリアムズの後方に出る形になって、どうしても彼らを抜けなかったことだ。このコースではオーバーテイクはとても難しい。前のクルマに接近するとすぐにダウンフォースを失い、タイヤをダメにしてしまうんだ。僕のレースを決定付けたのもそれだった。
2回目のピットストップでは(ジョリオン・)パーマーに抜かれてしまったが、あれは実際には僕のミスだった。チームのみんなに謝らないといけない。ピットストップで僕がうっかり半クラッチ状態にしたために、クルマが動いてしまった。それでメカニックたちがタイヤを取り付けるのに手間取り、少しタイムロスがあったんだ。
次のドイツでのレースも、今回と似たようなものになるだろう。使えるタイヤのコンパウンドは同じで、あのコースには中速コーナーがたくさんある。今日、僕らは厳しいレースになってもポイントは持ち帰れることを証明した。ただ、今後のレースではさらにいい仕事をして、より多くのポイントを稼ぐ必要がある。
セルジオ・ペレス 決勝=11位
残念なレースだった。僕らは1ストップのレースを考えていたが、ミディアムタイヤではまったくパフォーマンスを発揮できず、至るところでクルマが滑りまくっていた。それで仕方なく2ストップにスイッチすることに決めて、チームからピットインのコールがあった。
ところが、僕がピットレーンに入ってきた時、チームはまだ作業の準備をしていなかったんだ。ピットウォールとメカニックの間の、単純なミスコミュニケーションだったと思う。時として起こりうることとはいえ、あれでかなり時間をロスして、ポイント圏内に入るチャンスを失ったのが悔やまれる。
次のドイツがすぐ翌週に控えているのは、こういうときにはありがたいことだ。レースペースの速い優れたクルマを手にしているのだから、前向きな気持ちで臨みたい。